今年の6月、アディダスは原料のほぼすべてを海に捨てられたプラスチックごみで賄ったリサイクルシューズを発表しました。それ以来、スポーツ用品メーカーであるアディダスと、世界規模で海洋汚染に取り組むNPO団体「Parley」とは協力体制を築いてきました。
Adidas uses plastic ocean waste to create a 3D-printed shoe
http://www.engadget.com/2015/12/08/adidas-parley-3d-printed-shoe/
よりエコフレンドリーなリサイクルシューズを
現在、アディダスは次の段階に駒を進めようとしています。新しいリサイクルシューズのミッドソール(エアーやクッションを入れておく場所です)は、ポリエステルや「グリネット」と呼ばれる刺し網漁で用いられる網をリサイクルした原料が使われます。アッパー(足の甲を覆う部分)も海のプラスチックごみをリサイクルしたものです。アディダスによると、今回のコンセプトシューズは一足丸ごとエコフレンドリーを目指したものだそうです。
3Dプリンターを使ったオーダーメイドシステム
先月、アディダスは3Dプリンターを使用してオーダーメイドで作るミッドソール「Futurecraft 3D」を発表しました。今のところ、このリサイクルシューズがいつ発売になるかは未発表ですが、アディダスとParleyは、いずれは販売したいとしています。