ディープラーニングを用いたアンチウイルスソフトで未知のウイルスを予測する

アンチウイルスソフトマルウェア保護プログラムには日々お世話になっています。が、これらのソフトにはある宿命とも言える欠陥があります。それは、既知の脅威からしか保護できないという点です。

You might not have to update next-gen antivirus software

http://www.engadget.com/2015/11/01/you-might-not-have-to-update-next-gen-antivirus-software/

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普段なら問題にはならないのですが、報告されるまでの短期間とは言え、ちょっとコードを変えるだけであなたの PC に害を及ぼす事が出来るのです。 PC が最新のセキュリティ情報の更新を行っていないと、被害を受けやすくなります。ですが、アップデートが不要になる日が来るかもしれません

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新しいマルウェアのコードを「予測」する

ディープラーニングアルゴリズムを用いて、自動で悪意あるコードの目星をつけさせようという研究が行われています。もしこれが実用化されれば、データベースのアップデートが不要になります。 コンピューターは人の顔を認識できるようになれたのですから、危険なコードも認識できるようになれるのではないか、というのが研究者らの考えです。

実際の取り組み

イスラエルの新しい会社「Deep Instinct」など、既に開発に取り組んでいるところもあります。この会社の開発しているディープラーニングアンチウイルスパッケージは、今日の保護ソフトよりも20%ほど高精度でマルウェアを認識できると言います。実際にこの数値が確かめられたわけではありませんが、なんの根拠もない話ではありません。ディープラーニング・マルウェア検出システムの精度に関する論文が MicrosoftInvincea の研究者らによって発表されており、それによると、新規マルウェアの95%がデータベースのアップデートなしで検出できました。十分に実用的な数値と言えるのではないでしょうか。

今後に期待

多くのディープラーニング構想と同様、マルウェア検出システムはまだまだ開発が始まったばかりです。ですがもし開発がうまく行けば、アンチウイルスソフトをアップデートして使っている現状は一変するでしょう。興味のある方は、MIT Technology Review をご覧ください。

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