横浜市に建設予定のアップル研究開発拠点完成が遅れるかも
アップルは販売拠点を世界中に拡大していますが、同時に研究開発拠点(R&Dセンター)も各国に建設しています。
それは日本も例外ではなく、横浜市港北区のパナソニックの工場跡地にR&Dセンターを建設予定です。
ここでは主に製品に使用する素材や自動車関連、そしてヘルス分野の研究開発が行われる予定です。
記事トップ右側のR&Dセンター完成予想図が発表されたのは1年と少し前で、横浜市長は2015年から建設を初め2016年内には完成するとしていました。
ですが、どうやら建設が当初予定していたスケジュールから遅れるようです。
アップルが日本にR&Dセンターを建設すると最初に発表されたのは2014年、「もうすぐ正式発表がある」と断ったうえでの安倍総理大臣の街頭演説でのことでした。
その演説の中で、首相は横浜に建設されるアップルのR&Dセンターは「アジア最大級の研究開発拠点」となるだろうと発言していました。
日本国内の優秀な人材確保を目指す
本社のあるカリフォルニア州クパチーノ以外にアップルが研究開発拠点を建設する目的は、クパチーノに引っ越したくない現地の優秀な人材を確保することと思われます。
アップルがこれまでに建設したクパチーノ以外のR&Dセンターの主な開発内容と場所は、チップ開発を目的とするイスラエルとフロリダ、ソフトウェア・エンジニアリングのシアトル、Siri関連のボストン、「Apple Universityプログラム」の中国、画像解析のスウェーデン、その他一般開発のイギリスがあります。
横浜R&Dセンターの完成は2016年12月~2017年3月と見られています。
すでにエンジニアの求人も出されており(現在は募集終了)、早めの完成をお願いしたいものです。
Via: 9to5Mac