ハチもカフェイン中毒になる?

このたび、研究者たちはカフェインをしみこませた花にミツバチが留まると有害な副作用をもたらすことを発見しました。そして中にはカフェイン中毒になるミツバチも現れたのです。

Bees get addicted to caffeine, do a little dance

http://www.geek.com/science/bees-get-addicted-to-caffeine-do-a-little-dance-1637277/

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この実験を計画したのは、サセックス大学の生物学者で、結果は科学雑誌「Current Biology」に掲載されました。研究者は2種類の水溶液を用意しました。片方はただの砂糖水、もう片方は同じ砂糖水にカフェインを加えたものです。このとき、カフェインの濃度は自然界の花の蜜に存在する程度にしました。

すると、カフェイン入りの水溶液に行ったミツバチは、よりカフェイン入りを好むようになりました。このハチは巣に戻ると、より頻繁に「腰振りダンス」をするようになります。このダンスは、他のハチに食料のある場所を伝えるためのものです。本来、蜜が甘いほど腰を振るようになります。しかしながら、砂糖の濃度を同じにした時、カフェインはこの本能を越えたようです。カフェイン入り水溶液を訪れたハチは、より強く腰を振りました。

研究の共同研究者である生物学者 Roger Schürch はこのように語ります。「カフェインの効果はドラッグに似ています。ミツバチは必要以上に探し回るようになります。」

しかしながら、このカフェイン水溶液を吸うと都合の悪い副作用も起こります。水溶液がなくなった後でさえ、中毒になったハチは空になった皿に何度もやってくるようになります。そして他の皿に行くということをしなくなるのです。「つまりは、カフェインは飼料の質を誤認させてしまうのです。ミツバチと花との、本来の共生関係を損なうような採餌戦略をコロニーに取らせるという事態を引き起こします。」

このように、1つのソースに食料を依存すると、ミツバチ自体が衰退します。これは花にとっては良いのでしょうが、新しい食料を得なければいけないミツバチにとっては都合の悪いものです。虫と花の共生関係を考えるにあたり、興味深い事例と言えるのではないでしょうか。

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