ドローンの空中制御技術の発展は目覚ましいものがあります。カナダクイーンズ大学の研究者は浮遊中の位置取りを自動で調節し、中空に「3Dプリント」を行うドローンを開発しました。
Researchers Make Free Floating Holograms With A Swarm Of Drones
BitDrone の3タイプと基本的な機能
このドローンの名前は「BitDrone」といい、3つのタイプがあります。
・一つ目は「Pixel Drone」LEDスクリーンに短いメッセージを表示する事が出来ます。
・二つ目はタッチスクリーンディスプレイを搭載したタイプ。
・三つ目の「ShapeDrone」は小さなケージの中に入っており、お互いに接続する事が出来ます。
これら各ドローンはセントラル・コントローラーを使ってお互いにどこに浮遊しているかを認識することができ、空中で相対位置を一定に保つことができます。現在は一度に12機しか飛ばせませんが、研究者は将来的には100以上のドローンを一斉に飛ばせるようにしたいと話しています。
「Real Reality」
「ディズニー映画の『Big Hero 6』というのがありますよね。あれの中に出てくるような、プログラムできる飛行物体。あれが現実のものになるときはすぐそこですよ」そう語るのはプロジェクトに参加している研究者 Roel Vertegaal 博士。「ヴァーチャルな存在に3次元で触れるためのファーストステップというやつですよ」
「Real Reality」インターフェイスと研究者は呼んでいます。ディスプレイ・ドローンを使って全てのドローンを一斉に動かすことで、簡単なものなら既に再現可能です。また、BitDrone を Skype とつなぐことで、あたかも部屋の中を飛んでいるかのような体験もできます。良さそうではありませんか。筆者も個人的に欲しくなってしまいました。