定説を覆す超巨大ブラックホールが「過疎地銀河」で発見される

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定説を繰り返す「銀河の過疎地」での超巨大ブラックホール

地球から2億光年離れた場所にある楕円銀河「NGC 1600」。

銀河としての大きさは平均的で、特徴といえば周囲に銀河の少ない「銀河の過疎地」に存在することでしょうか。

しかし今回のNASAの発見で、この過疎地が注目を浴びることになりました。

なんとNGC 1600の中心部に、太陽の170億倍の質量を持つ巨大なブラックホールが発見されたのです。

これまで超巨大ブラックホールが発見されていたのは周りに銀河の密集した「都会」でした。

ブラックホールが大きくなればその分周囲に与える影響も強くなり、周りの銀河を引き寄せるから銀河が密集しているのだというのが従来の定説だったのですが、過疎地NGC 1600で超巨大ブラックホールが発見されたことは従来の説では説明できません

NASAはハワイとチリにあるジェミニ天文台を使ってNGC 1600を観測していました。

その時に観測された星の移動速度が想定以上に速く、これは中心部に太陽の170億倍の質量がなければ説明できない速さだと結論付けました。

超巨大ブラックホールはありふれた存在?

今回見つかった過疎地の超巨大ブラックホールがどのように誕生したのかは、これからの研究課題になります。

NASAの仮説では、二つの銀河が現在NGC 1600のある位置で衝突したときに、中心にあったブラックホール同士が合体したのではないかと考えています。

一つ確かに言えることは、超巨大ブラックホールは銀河の密集地帯以外の場所にも存在するということです。

宇宙に存在する銀河は都会よりも過疎地の方が断然多いことを考えると、超巨大ブラックホールはこれまで考えられていた以上にありふれた存在なのかもしれません。

Via: Engadget

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