オリジナリティのない写真は強制的に撮ることができなくなるカメラ

PinterestからInstagramやGoogle Image Searchまで、ネット上には同じ出来事やテーマの写真があふれています。スマートフォンもだいぶ進化し、私たちはどこでも写真を取る事が出来ます。

‘DISOBEDIENT’ CAMERA BRINGS BACK THE THRILL OF TAKING PHOTOS

http://www.wired.co.uk/news/archive/2015-09/14/camera-restricta-censors-photography

camera-restricta-1_1

この現状を変えるべく、ドイツのインタラクティブデザイン研究者Philippe Schmitt氏は「Camera Restricta」を開発しました。これはGPSを使って、既にありふれた写真を取るのを思い留まらせるカメラです。

Camera Restrictaは現在地近くの位置情報が付加された写真がたくさんネット上にあるのを見つけると、シャッターを切らせず、ファインダーを閉じてしまうのです。機械が言うことを聞かなくなったわけではありません。

camera-restricta-2_1

Schmitt氏は自信のウェブサイトで、付加された位置情報だけで写真のオリジナリティがなくなるわけではありませんが、指標として使っているということを説明しています。「Camera Restrictaの良し悪しは人によって意見の分かれる事でしょう。ユーザーにオリジナル性の高いの写真を撮らせるため、ありふれたものを撮らせなくする技術ですから。」

芸術や写真のオリジナリティとは何かという哲学的な問いもさることながら、Camera Restrictaからは検閲に関する問題も指摘できます。シュミット氏は欧州議会が最近、著作権のある建物や彫刻を撮影するのを制限する案に反対票を入れたことに言及しています。Camera Restrictaは、このような意見の分かれるルールはどれくらい受け入れられるのかといった問いの答えを探るきっかけになりそうです。

スポンサーリンク