老舗の時計メーカー「カシオ計算機」は時計メーカーらしいリスト端末を出すと宣言していましたが、CES 2016でついにそのベールを脱ぎました。これまでのAndroid Wearデバイスと違い、アウトドア用に設計されたスマートウォッチで、その耐久性は米軍の採用基準すらクリアしていると言います。
Casio’s First Android Wear Watch Will Be Ruggedized And Have Up To A Month Of Battery Life
カシオからアウトドア向けAndroid Wearデバイスが発売
現在市場に出回っているAndroid Wearデバイスはどれも似たり寄ったりな物しかありません。どれもこれも単にスマートフォンと連携するだけです。そんな中、日本の時計メーカー「カシオ」は、ユニークでオリジナリティあふれる製品を発表しました。「カシオ・スマート・アウトドア・ウォッチ(WSD-F10)」と名付けられたこの製品は、スポーツ用途に設計され、高い耐久性を持ちます。ベーシックのモノクロモードでなら1回の充電で1カ月動きます。毎日使うというタイプのデバイスではないでしょうが、アウトドア好きの方にはうってつけの商品と言えるのではないでしょうか。
見た目は普通の腕時計
WSD-F10の外見は、いわゆる「普通の腕時計」です。本体の大きさは61.7 x 56.4 x 15.7ミリメートル、スクリーンは1.32インチという小型のものを採用しています。カラーとモノクロの二層の液晶パネルは300 x 320ピクセルの解像度を持ち、モノクロ画面だけを使うことで1カ月間の長時間使用を実現しています。カラー画面を使った通常モードでも、1日以上はもつとのことです。
米軍基準をクリアする驚異の耐久性
耐衝撃性については、アメリカ軍が備品として調達する際の基準である「MIL-STD-810」をクリアしており、50メートルの推進まで耐える事ができます。これはスマートウォッチの中ではトップクラスの耐久性です。OSにはAndroid Wearを採用し、RunKeeper、ViewRanger、MyRadarといった多くのフィットネスアプリと連携する事ができます。まさに我が道を行くと言った感じですが、気になるお値段の方も我が道を行っているようです。発売は4月になるとのことですが、その時のメーカー希望小売価格は約60,000円です。