CO2濃度が史上最高の400ppmを観測

先日、温暖化によってペルシャ湾に人が住めなくなるという記事をご紹介しましたが、CO2濃度が史上最高レベルにまで上昇したと世界気象機関が発表しました。もしも今日CO2濃度の上昇が止まったとしても、世界の気温は産業革命以前より1.6℃ほど高くなると言われています。

Carbon levels hit new high and temperature rise soars to 1 °C

https://www.newscientist.com/article/dn28469-carbon-emissions-hit-new-high-and-temperature-rise-soars-to-1-c/

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大気中のCO2濃度、史上最高に

世界気象機関によると、今年の始め、大気中の平均CO2濃度が400ppmを超えました。一方、英国気象庁は「New Scientist」誌が7月初めに出した、世界の気温は産業革命以前よりすでに1℃高くなっているとの見解を追認しました。気候モデルでは、CO2レベルの上昇がストップしたとしても、これからさらに0.6℃ほど上昇することが示されました。つまり、今ここでCO2排出量を60%にカットしても、それでようやくCO2濃度が一定になるにすぎないということです。NASAの気候学者 Gavin Schmidt 氏によると、CO2排出を一斉に止めればCO2濃度はすぐに低下すると言います。「若干のタイムラグはありますのでわずかに気温は上昇しますが、最小限に抑えられるでしょう。」残念ながら、世界各国が現在の排出量抑制のための取り組みに取り組んだとしても、2030年以降も排出量/濃度ともに上昇すると試算されています。

CO2濃度変化に影響を及ぼす要素

CO2レベルは、場所や季節によって変化することが知られています。植物が光合成で吸収する量と、呼吸によって排出する量とのバランスによって決まります。2012年、地球上の数か所で400ppmを超えるCO2濃度が観測されました。そのうち最初の例は、1956年以来CO2濃度をモニターしてきた、ハワイにあるマウナロア観測所です。現在では月ごとの世界平均濃度は400ppmを超えています。平均濃度は毎年数ppmずつ上下しますので、現在の数値は一時的なものです。来年は下がるかもしれませんし、もっと上がるかもしれません。まぁ、すぐに400ppmオーバーが普通になるでしょう。昨年の平均濃度は398ppmでした。ですがエルニーニョ現象のあった年はCO2濃度が上昇することが知られています。そして先月のインドネシア大火災もありました。今年の平均濃度は400ppmを超えるものになるでしょう。

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