コーヒー豆を炒ると肺が悪くなる

朝のコーヒー。いいですよね。今日は毎朝コーヒーを一杯飲んでいる人にとってショッキングな知らせがあります。コーヒー豆を炒ると、肺に一生残るダメージが行くらしいのです。

Air samples suggest roasting coffee is really bad for your lungs

http://www.geek.com/science/air-samples-suggest-roasting-coffee-is-really-bad-for-your-lungs-1636151/

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研究によると、コーヒー豆を炒ると「ジアセチル」という揮発性化学物質が生じます。このジアセチルはバターの特徴的な味の正体でもあるのですが、これが肺に入ると悪さをするのです。

新聞社「Milwaukee Sentinel-Journal」は最近、地元の小規模コーヒー焙煎業者の従業員にエアセンサーをつけてジアセチルの濃度を追跡する調査を行いました。その結果、CDC(アメリカ疾病対策センター)の定める基準の、実に5倍ものジアセチルが検出されたのです。この基準は数年前に行われた調査をもとに定められており、その時の調査では電子レンジ用ポップコーンの製造工場の従業員が高レベルのジアセチルに暴露していることがわかっていました。

先月CDCによって定められたジアセチルの換気規則では、作業者は週40時間作業の内で5ppb以上のジアセチルに暴露してはいけないとされています。このガイドラインでは、焙煎業者が暴露している25ppbという濃度には、15分以上暴露してはいけないとされています。ポップコーンの件では加えられる香料が問題になりましたが、コーヒー豆の場合は豆自体が焙煎過程でジアセチルを発するのです。

ジアセチルに暴露すると、閉塞性細気管支炎と呼ばれる症状が現れます。ジアセチルが肺まで吸い込まれると、気管支の部分でダメージを与えます。するとガス交換が行われる肺胞が膨らみ切る事が出来なくなり、酸素を取り入れるのが難しくなります。一度こうなってしまうと元に戻す方法はありません。ダメージが一生続くのです。

コーヒー豆を炒ることでジアセチルに暴露するという証拠がまだ少ないとして、当面の間、コーヒー生産者は注意して操業を続けるとのことです。多くの大規模業者はきちんと換気されたロースターを使用していますが、個人営業のお店のマスターはそうもいかないでしょう。もしも今後、コーヒーの焙煎とジアセチルの暴露との間に因果関係を示す証拠が蓄積されれば、企業としても設備を改善しなくてはならず、また過去の従業員に労災を認定する必要もでてくるでしょう。

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