史上最大級!NASAが太陽に地球50個分の巨大コロナホールを観測

皆既日食がニュースの話題に上る時などに、太陽の周りに光が放射されている写真を見たことはないでしょうか。この光をコロナと言い、今回のコロナホールはこのコロナが欠けている場所の事を言います。

The sun has a hole in it 50 times the size of Earth

http://www.geek.com/science/the-sun-has-a-hole-in-it-50-times-the-size-of-earth-1637253/

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コロナホールとは、太陽表面の周囲よりもコロナの濃度が薄く、温度が低く、暗い部分の事です。観測すると、ちょうど大きな穴のように見えます。コロナホールを見るには極紫外光を捕える必要があり、最近 NASASolar Dynamics Observatory が観測に成功しました。

コロナホールを肉眼で見るのは危険ですが、現象としてはそれほど珍しいものではありません。今回観測されたコロナホールは Solar Dynamics Observatory 史上最大級のもので、なんと地球の50倍の直径があります。さすがに太陽は大きいですね。

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コロナホールの地球への影響はごく限られたものですが、全くないというわけではありません。コロナホールからは高速の太陽風が噴出しています。太陽風は地球には磁気嵐の形で到達し、オーロラを作り出します。このコロナホールは、小さいホール3つが合わさってできたものです。このときの小さいホールはノルウェイで美しいオーロラとして観測されました。下はその時の写真です。

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コロナホール自体は数か月持続しますが、太陽表面を動き回ります。上の写真にあるホールはすでに別の場所に移ってしまっており、形も少し変わっています。これは自然現象であって、宇宙的恐怖ではありませんのでご安心ください。

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