宇宙線を使ってピラミッドの隠し部屋を探る

エジプト学者に福音です。先週末、ピラミッドがどのように建てられたのかを探る新規プロジェクトが開始されました。

Egypt hunts for hidden pyramid chambers with cosmic rays

http://www.engadget.com/2015/10/26/egypt-pyramids-hidden-chambers-cosmic-rays/

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そしてこのプロジェクトの中で、まだ見ぬ部屋を見つける試みもなされることになりました。このプロジェクトは日本、フランス、そしてカナダの専門家を招いて、エジプト遺跡省の主導で行われます。目的は、いくつかのピラミッドの内部を赤外線スキャナと宇宙線検出器を使ってマッピングすることです。その対象には、ギザのクフ王のピラミッドカフラー王のピラミッドも含まれています。研究チームによると、伝説の女王ネフェルティティがツタンカーメン王の部屋の隣の部屋に葬られたとする説を検証するのにも同じ技術を用いる予定であるとのことです。

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スキャニングを補助するため、福島原発の内部を透視したのと同じタイプの宇宙線ミューオン測定器を用います。ミューオン粒子は大気圏外から飛来し、いわゆるX線よりも深い場所まで透過します。ですので、深い場所の空洞を見つけるのに適しています。そして地下の空洞が見つかれば、それは部屋か通路である可能性が高いのです。欠点は、この調査法は解像度が低く、調査を終えるのに何週間も掛かってしまうということです。「同じような試みは30年前にもあったのですが、国際的なレベルで最新鋭の機器を用いて調査を行うのは、これが初めてです。」プロジェクトに参加しているフランスの専門家はこのように語ります。「ピラミッドの謎を解き明かす、何らかの手掛かりが得られるのが理想ですね。」ピラミッドは人類の浪漫があります。ぜひともこのプロジェクトにはうまく行ってもらいたいものです。

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