歯のエナメル質を再生する「痛くない」虫歯治療法

虫歯治療と聞くと、ドリルのキーンという音と削れる歯の痛みを連想する人も多いのではないでしょうか。「こんな技術が子供のころに欲しかった」と思うことでしょう。この度イギリスの研究者が、虫歯の初期に使える「痛くない」虫歯治療法を考案しました。

‘Painless’ dental cavity procedure regrows tooth enamel

http://www.engadget.com/2015/11/09/dental-cavity-regrow-procedure/

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どのような方法か

この方法は「EAER」と呼ばれ、「Electrically Assisted Enhanced Remineralisation(電気刺激による歯の再石灰化の増進)」の頭文字から来ています。EAER ではまず、初期の虫歯の表面をクリーニングし(ドリルで削るのではありません)、ミネラルを含む液体で洗ってから電気パルスで刺激します。こうすることでミネラルが歯の奥にまで浸透し、自然に起きている、いわゆる「歯の再石灰化」を促すのです。唾液や食物の中に含まれるミネラル分の一部が、このようにして歯に取り込まれているのですね。

詰め物は元々適さない

キングスカレッジ・ロンドンの研究者 Rebecca Moazzez 博士によると、歯に詰め物をするのは、かえって悪循環につながります。詰め物は永久に歯の中に詰めておけるようには出来ておらず、いずれ劣化してしまいます。ですので詰め物をした患者は、詰め物の「アップデート」をし続ける必要があるのです。

注意

今回の方法は、毎日の歯磨きや既に入れている詰め物が不要になるという話ではありません。あくまでも虫歯になりかけの歯を元に戻す方法です。虫歯がひどくなるのを防ぐ、予防法と言っても良いかもしれません。それに、歯を磨かないで放置するのも気持ち悪いですよね。食事の後には歯を磨く。少なくとも今の所はこれが最善策のようですね。

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