カルフォルニア工科大学の研究チームが最も遠い銀河を発見

今回カリフォルニア工科大学の研究チームは最も地球から離れた、つまり見つかっている中で最も古い銀河を発見しました。

Caltech researchers detect the most distant galaxy yet

http://www.geek.com/science/caltech-researchers-detect-the-most-distant-galaxy-yet-1633257/

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宇宙の年齢は約138億歳。今では、塵やガスが凝集して星や銀河を形作るのに、大して時間はかからなかったことがわかっています。

今回発見されたEGS8p7と名付けられたこの銀河は地球から132億光年離れており、それゆえこの中の天体から放たれた光は、宇宙が生まれて間もない時代のものです。

ハッブル宇宙望遠鏡スピッツァー宇宙望遠鏡からのデータによって、EGS8p7は観測可能な最古の銀河候補として同定されました。研究チームは次に、ハワイにあるW・M・ケック天文台を使ってこの銀河の分光学的プロファイル(どのような成分が含まれているかなどのデータ)や赤方偏移を観測しました。赤方偏移は、宇宙が膨張する際のドップラー効果により波長が長波長側に遷移する現象です。この銀河を観測することで、初期の宇宙についての興味深い疑問が生じました。

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EGS8p7は古いものに見えますが、おかしな光を検出しました。古いものであるには、光が強すぎるのです。初期の宇宙は中性水素原子で満ちており、星から放出された放射線をほとんど吸収しました。生まれてから10億年ほどたち、ようやく水素原子がイオン化し尽くして光が通過できるようになったのです。EGS8p7が生まれたのはイオン化し尽くす前ですから、中性水素で隠されていたはずです。検出された光はライマンα放射線と言い、星が盛んに生まれていることを示すものでした。

どうしてこんなことが起こるのでしょう?研究チームの仮説によると、イオン化は一様に起きたわけではないのではないか、とのことです。つまり、光が通過できるようになったタイミングが場所ごとにバラバラなのではないか、と考えたのです。EGS8p7は非常に高温の星を中心に持つ、規格外に明るい天体です。研究チームは現在、この古の銀河を構成する星の数を数えているところです。

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