2016年9月23日の今日はGoogleのトップロゴDoodleが覆面マスクをモチーフにしたデザインに変わっています。
メキシコのプロレスラー「エル・サント」の生誕 99 周年ということです。
エル サントとは?
エル サント(El Santo = スペイン語で聖人という意味)とはメキシコの国民的英雄、プロレスラーで俳優の本名ロドルフォ・グスマン・ウエルタのリングネームです。
中南米では、ルチャ・リブレ(Lucha Libre=自由な戦いという意味)というメキシカンスタイルのプロレスに非常に高い人気があります。
ルチャリブレでは選手のことを男性はルチャドール、女性はルチャドーラと呼び、激しい戦いを繰り広げます。
エルサントはルチャリブレのヒーロー的存在で、白銀のマスクマンとも呼ばれています。
マスクマンが多いのはルチャリブレの特徴でアステカなどの文化的な影響から神聖視されており、マスクマンは人前では決してマスクを脱がないといいます。
その究極とも言えるのがエル・サントで、彼はプライベートでも決してマスクを脱ぐ姿を見せず、たとえば試合用のマスクでは食べづらいため、食事のときはわざわざ食事用のマスクをつけて食事をしていたといいます。
また、旅行のときに飛行機にのる際に税関で止められてしまったときは、1人別の飛行機で行ったといいます。そしてなんと死後もマスクを脱がずにそのまま葬儀が行われたというから驚きです。
彼は40年近くにもわたり、ルチャドールとして活躍し、あまりの人気にルチャリブレの枠を超えて、漫画や映画のヒーローとして正義の象徴にまでなりました。
そんなエルサントの一生がDoodleで表現されています。
メキシコのイダルゴ州にある町トゥランシンゴ
そこにある赤ん坊が生まれます。
彼は後にルチャドールとなります。
彼こそがエルサントです。
彼の最大のライバル、ブルー・デモンとの戦いです。
エルサントとブルー・デモンは幾度にも渡って伝説的な戦いを繰り広げました。
一番左の技はカバージョと呼ばれる技でエルサントがフィニッシュホールドとして使った得意技です。
日本ではキャメルクラッチという名前で知られています。
そしてついにブルー・デモンを倒します。
見事チャンピオンに輝きます。
その後漫画でもヒーローとして描かれ
映画の撮影もこなします。
映画の中で様々な強敵にも勇敢に立ち向かう姿が人々の心をつかみます。
その栄誉をたたえて銅像が建てられ、現在でも市民のヒーローとなっているということですね。