アラバマ州が学校に進化論と気候変動を教えるよう要請

アラバマ州の学校は近々、他の州の学校と同様に進化論と気候変動を教えるようになります。約10年間更新されなかった科学水準が、このたび更新されるのです。

Alabama now requires schools to teach evolution and climate change

http://www.geek.com/science/alabama-requiring-schools-to-teach-evolution-and-climate-change-1634364/

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この決定は、「バイブルベルト」と呼ばれるキリスト教篤信地帯の保守的な州にとって大きなステップです。新しい基準では生徒たちに気候変動や進化論を信じることを要求しませんが、実験をして知識を得ることが求められます。生徒たちは講義や事実とされることを繰り返すよりも、実験を通した方が科学的手法を効率よく覚えます。ひょっとすると、精神の在り方も変わるかもしれません。

「科学をすることなしに生徒たちがこれを学べるとは、到底思えません。」アラバマ州数学・科学およびテクノロジー・イニシアチブの長、スティーブ・リックス氏はこう語ります。

「私たちは子供たちに論理的に考え、問題を解決することを教えているのです。」現行の基準も、「生徒は進化論の本質を理解すべき」としています。新しい基準は2016から施行されますが、気候変動についても教えられ、進化論において「地球上のある生物群が一つの種であること、またそこから枝分かれすることの両方に気候変動が深くかかわっている事」を強調するとされています。

今回の新しい基準は、共和党優位であるアラバマ州教育委員会の全会一致で可決されました。カリキュラムを組むのは個々の学校に任せられますが、少なくとも州はこれだけは教えなさいという最低ラインを設けたことになります。とはいえ、教科書はまだ進化論について免責事項を載せています。2005年度版(最新の免責事項が記載してあります)は、その前の警告ラベルに比べて大きな進歩が見られます。

反対する人の中には進化論は「正しいと決まったわけではない理論」と言う人もいますし、他にも「理論」という言葉の一般的な意味と科学的な意味とを混同して「理論」という単語の仕様すらやめさせようとする人もいます。委員会は科学的な文書を再評価することになっています。その一部に、免責事項の改定も含まれている可能性があります。科学と宗教の折り合いを、信心深い人の多く住む地域でどのようにつけるのか、興味深いところです。

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