Facebookで頼りになる友達は150人中4.1人
Facebook上に友達は何人いるでしょうか。活動頻度や職業によって友達の数は変わりますし、そもそもFacebookをやっていないという人も多いでしょう。そして困った時に頼りになる人数は実際にはほんの数人しかいないということが、「ダンバー数」を提唱したことで有名な人類学者Robin Dunbar博士の研究によって明らかになりました。18歳から65歳までのイギリスのFacebookユーザー3,375人を対象にした調査では、平均150人の友達がいる各ユーザーでも何かひどく悲しいことや辛いことがあった時に頼りになる友達は4.1人しかおらず、何らかの慰めの言葉や態度を示してくれるのは13.6人しかいないということがわかりました。
この数字は「1人の人間が安定した関係を維持できる他者の最大数は平均150人(100人から230人)である」というダンバー数の理論とよく一致しています。友達が150人を越えている人でも状況はあまり変わりません。オンライン上でたくさんの友達がいるからと言って、オフラインでも同じくらい友達が多いというわけではないようです。
若年層は「知らない人」とつながるためにソーシャルネットワークを使う
Facebookなどのソーシャルネットワークユーザーでも若年層と高齢層とでは「友達」の傾向が違います。若年層はオンラインでの友達の数はオフラインよりも多くなり、逆に高齢層ではオフラインよりも少なくなる傾向があります。ダンバー博士によると「ソーシャルネットワークは大してつながりのない人とでも『友達』になるように勧めてくるのがその一因ではないでしょうか」と考えています。
ソーシャルネットワークには多忙な人でも友人とのつながりを持っていられるようにするという大きな利点がありますが、「たまには直接会って旧交を温めないと関係は自然消滅してしまうでしょうね」とDunbar博士は指摘しています。あなたはFacebook上に「友達」は何人いるでしょうか。
Via: Most of your Facebook friends couldn’t care less about you