金曜日、画像共有サイト「Flickr」が2015年のレビューを公開しました。それによると、投稿された全画像に占めるiPhoneブランドのカメラによって撮影された写真の割合が、約25%から約30%に上昇しました。
Nearly one-third of all photos uploaded to Flickr in 2015 were taken on an iPhone
Flickrで使用されるカメラでiPhoneシリーズが躍進
前回1位だったキヤノンは、この1年で約20%にまで数値を落としています。加えて12月頭、Flickrは2015年で最も多く使われたカメラはiPhone 6とiPhone 5sであると発表しました。全体を見てみると、23%のユーザーがiPhoneシリーズのどれかを使って画像を撮影していました。最も多く使われたカメラトップ10の中に、実に7つものiPhoneシリーズがランクインしていたことからもその多さがわかるでしょう。残りの3つは全てキヤノン製で占められており、日本の企業では他にもニコンの製品がトップ20にランクインしています。Apple以外のスマートフォンメーカーでは、唯一Samsungがランクインしており、SamsungのGalaxyシリーズによる画像は全体の3.8%を占めています。
iPhoneを2つ以上使うユーザーも多い
また、同じユーザーが複数のカメラを使っている場合、どれとどれを使っているのかをランキングしたところ、最も多いのは「iPhione 6とiPhone 6s」のようなiPhoneシリーズ同士の組み合わせだったそうです。組み合わせパターンの実にトップ18種類は全てiPhone同士だったそうで、これはiPhoneのアップデートの速さも関係していると考えられています。なかでも最も多かった組み合わせは「iPhone 5sとiPhone 6」で、この組み合わせだけで5.4%に昇ります。そして逆に、iPhoneシリーズと最もよく組み合わさっているカメラはキヤノンのDSLR(デジタル一眼レフ)だったそうです。
iPhoneシリーズが毎年リリースされるのも原因か
2007年に登場して以来、iPhoneは急速にモバイル写真のリーディングプラットフォームになりました。Appleの一年ごとのカメラアップデート、携帯デバイスのデータ技術の進歩、そして世界規模でスマートフォン市場の共有を考えれば、Flickrのようなオンラインの画像共有サイトでiPhoneが第一勢力になるのはある意味当然なのかもしれません。