Google Play以外からのアプリのインストールは危険度大
マルウェアを避けるためにGoogle Play以外の場所からアプリをダウンロードしてはいけない。
耳に胼胝ができるくらい聞かされている文句ですが、実際のところ、Google Playとそれ以外ではどれほど危険性に差があるのでしょうか。
先日Googleが公開したAndroidセキュリティ年次報告によりますと、Google Playからマルウェアをインストールしてしまうユーザーは0.15%だったのに対し、他の場所からのインストールも行っているユーザーでは0.5%にまで数値が上昇していました。
サードパーティ・アプリストアではマルウェアチェックが不十分
この差はGoogle自身が行っているマルウェアチェックによって、大部分のマルウェアが弾かれているために生じています。
Google Playではマルウェアを検知するスクリーニングを実装しており、去年だけでマルウェアをインストールする確率を40%低下させたとしています。
ユーザーがインストールしたアプリを検査するセキュリティ対策もあるのですが、これには限界があります。
Google Play以外のサードパーティ・アプリストアではスクリーニングが不十分、あるいは行われていないというのもマルウェアがはびこる原因となっています。
ユーザー側も自衛が必要
Googleは新型のOS(LollipopやMarshmallow)の普及や、今後のセキュリティ関連のアップデートによって、さらにマルウェアを検知する確率を上げていくと公言しています。
結果のほどは来年度の年次報告にまとめられることでしょう。
しかし重要なのは、セキュリティをGoogle任せにするのではなく、ユーザー自身もできる範囲で危険なアプリのインストールを避けるなど、自己防衛を心掛けることでしょう。
Via: Engadget