ノートパソコンの内蔵HDD(ハードディスク)の交換とデータの移行方法

ノートパソコンの内蔵ハードディスクを交換したことはありますか?ノートパソコンはデスクトップ型パソコンに比べてパーツの交換や増設が難しいと思われがちですが、ハードディスクの交換に関しては案外難しく無いんです。

  • 「最近ノートパソコンの内蔵HDDの空き容量が足りなくて困っている」
  • 「SSDに換装して高速化したい」

といった方は、ぜひ参考にして内蔵ハードディスクを交換してみてください。

ノートパソコンのハードディスクを交換する場合、ひっくり返した裏面に幾つかネジ止めがされているはずですので、それを外して作業することになります。

機種によってどこにハードディスクが収納されているかは多少異なりますが、基本的に取り外しやすい場所に収納されているはずです。なぜなら基本的にハードディスクは交換を前提に作られている場合が多いからです。

ただし、Macbookなどの一部のノートパソコンは簡単に分解やパーツの交換ができないような作りになっているので注意が必要です。

まずは自分のパソコンを引っくり返して分解できそうはネジがついているかどうか確認してみてください。一般的なドライバーで外せそうなネジがついていればオッケーです。

また、今回使用するOSはWindowsを想定しています。この記事を上から読んでいってその通りに作業すれば良いように詳しく説明しますのでぜひ難しく思わずにやってみましょう。

また、今回は性能向上のための交換を想定しています。HDDの故障などによりWindowsが正常に機能しない場合やデータが完全に壊れている場合などは、データ移行ができない可能性があります。

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HDD交換に準備するもの

まずはじめに内蔵ハードディスクを交換するにあたって必要なものを列記します。

  • 自分のパソコンに対応した規格のHDDまたはSSD
  • HDDケース
  • データ移行ソフト
  • プラスドライバー

これだけ見てもわかりにくいので順番に詳しく解説していきます。

自分のパソコンに対応した規格のハードディスク

ハードディスクを交換するといっても、そのへんで適当なHDDを買ってきて交換するという訳にはいきません。かならず作業を始める前に自分が使っているノートパソコンに内蔵されているハードディスクの規格を調べておきましょう。

Windows7の場合

  1. コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→デバイスマネージャと開きます
  2. ディスクドライブを探してクリック→HDD名をダブルクリックするとHDDの名前が出てきます。

コントロールパネルを開きます

ハードウェアとサウンドをクリックします。

デバイスマネージャをクリックします。この時管理者権限の確認画面が出てきた場合はパスワードを入力します。

この画面が出たらディスクドライブを選択すると現在使用しているハードディスクの名前を見ることができます。

Windows8以降の場合

  1. 「Windowsキー」を押しながら「X」キーを押します
  2. 画面左下に表示された一覧から「デバイスマネージャー」をクリックすると、デバイスマネージャーが表示されます。
  3. ディスクドライブを探してクリック→HDD名をダブルクリック

するとHDDの名前が出てきます。

HDDの名前が分かったらその名前をそのままコピー&ペーストしてGoogleなどで検索しましょう。

ハードディスクの規格

仮に「HTS545050A7E380」と出てきたとしましょう。

すると検索すれば

  • ノートパソコン用 2.5インチ 内蔵ハードディスク
  • インターフェイス:SATA 3.0Gbps
  • 容量:500GB キャッシュ:8MB シークタイム:13ms 回転数:5400回転 厚さ:7mm

と言った情報が得られるはずです。

そうしたらサイズ接続規格厚さに着目してください。

サイズ

サイズとは簡単に言えばハードディスクの大きさのことでノートパソコン用のHDDは2.5インチ、デスクトップ用のHDDは3.5インチとなっています。今回はノートパソコン用のハードディスクを用意するため2.5インチのものを購入しましょう。

接続規格

ハードディスクの接続規格

  • Serial-ATA(SATA)
  • Ultra-ATA(IDE)

という二種類の規格がありますが、最近主流となっている規格はSATA規格となっています。

厚さ

  • 7mm厚
  • 9.5mm厚
  • 12.5mm厚

の3つが基本的に使われています。主に使われているのは9.5mm厚HDDです。薄型のノートパソコンの場合まれに7mm厚のハードディスクが使われていることもあります。

自分のパソコンの使用しているハードディスクと同じ厚さのものを購入しましょう。

ここまでで自分の使っているノートパソコンの内蔵ハードディスクの規格はわかりましたか?

HDDか?SSDか?

今回ハードディスクを交換する目的はどういったものでしょうか。

「容量不足に困ってるから大容量のものに変えたい!」

という人は大容量のHDDをおすすめします。

「パソコンの起動や読み込みがおそいからもっと速くしたい!」

という人はSSDを検討することをおすすめします。

SSDは軽くて動作も静かで処理速度が高いため昔はかなり高価で、よほどのことがなければ手を出せない代物でしたが最近ではかなり安くなっているので、単純に容量不足を解消するだけでなくこの機会ですからHDDを買うお金に少しプラスしてSSDを試してみるのもいいと思います。

YoutubeにHDDとSSDの起動時間を比べているわかりやすい動画があったので紹介しておきます。片方はSSDに交換し他ノートパソコンを使用しています。

また処理速度以外の面でも比較してみると以下のようになります。

SSD HDD
容量
値段
起動時間
データの転送速度
耐衝撃・耐振動
発熱
動作音
消費電力
書き込み制限

同じ容量のものを買おうとするとSSDのほうが高くついてしまうという点を除けば、処理速度や耐久性に優れたSSDのほうが快適に使うことができるでしょう。

書き込み制限と言うのはSSDなどのフラッシュ・メモリーは『セル』(フラッシュ・メモリーを記録する最小単位)に電子をためることで情報を記憶します。 そのセルの書き込み回数に上限があるということですが、この上限に達するには700~1000TB分(GBでなくTBです)ほどの書き込みをする必要があるため、普通の使い方をしていれば書き込み不可能になってしまうといったことはないと思っていいです。

おすすめのHDD・SSD

上記の方法で自分のパソコンの内蔵ハードディスクの規格を確認されたと思います。

多くの方は2.5インチ、SATA方式、9.5mmとなっていたはずです。このタイプのHDDなら以下のモデルをおすすめします。購入時には厚さなども必ず確認してから買うようにしましょう。

HDD(1TB)2.5インチ 9.5mm

HGSTの1TBのハードディスクです。このハードディスクは処理速度も速く動作音がかなり静かなので人気のHDDです。一般に処理速度の速い回転数が7200rpmのHDDは5400rpmのものより騒音や発熱が大きいのですが、それがかなりおさえられているのが人気を呼ぶ点です。

HDD(2TB)2.5インチ 7mm

Seagateの最新のHDDで2016年10月に発売されたモデルです。7mm厚モデルでは大容量の2TBを実現しています。同じシリーズで500GBから1TBのものもあるのでそちらも確認してみてください。

ただし3TB以上のものは厚さが15mmとなっているので注意が必要です。

SSDを検討している方は以下の商品をおすすめします。SSDなので厚さは7mmとなっていますが、付属のスペーサーに取り付けることで9.5mmにも対応しています。

SSD(256GB)

Crucial MicronのMXシリーズの最新版。3次元NAND技術によりパフォーマンスの向上と長寿命化を実現しています。現在Amazonの内蔵SSDの売上1位のモデル。

SSD(512GB)

上と同じMX300の525GBモデルです。

またこのとき、HDDケースというものを必ず同時に購入しておきましょう。HDDやSSDを買ってもむき出しのままではUSBにもつなぐことができないのでSATAなどの規格をUSBに変換してパソコンに使うためにHDDケースが必要になってきます。

HDDケースに新しく買ったHDD、SSDを入れてUSB接続することで古いHDDからデータを移行します。以下はAmazonで人気の高いHDDケースです。SSDにも対応しているのでこれを買っておけば大丈夫です。

ここまでは、事前に準備しておきましょう。HDDまたはSSDが準備できたら実際に作業に移っていきます。

データの移行

新しくHDDを使う場合は、本来OSをインストールし直す必要が出てくるため、とても面倒な作業をしなければいけません。しかし、今回はWindowsを起動したままHDD内のすべてのデータを移行できるとても便利なフリーソフトがあるのでそれを使っていきます。

まず古いHDDが入ったノートパソコンで「EaseUS Todo backup Free」というソフトをインストールします。

「EaseUS Todo backup Free」のインストール手順

EaseUS Todo backup Freeを公式サイトからをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。

この時「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが出てきたら「はい」をクリックします。

言語の選択画面が出るので日本語を選びます。

今回は無料版を使うのでそのまま「次へ」をクリックします。

使用許諾契約書を読んで同意をクリックします。

インストール先を指定して「次へ」を押します。インストール先は初期状態で構いませんが、自分で設定したい場合は参照を押してそこから指定のインストール先を選択してください。

品質向上のためのデータの送信などを行いたくなければ「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加」のチェックを外して「次へ」を選択します。

次にバックアップ先のフォルダを指定します。今回は使わないのでそのまま「次へ」をクリックします。

インストールが始まります。

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