NASAが小惑星探査のためにハリネズミロボットを開発

彗星や小惑星を調査すると、遠く離れた世界の様子を知る事が出来ます。しかしながら、小惑星の地形を踏破できるロボットの作成はとても困難なことです。

NASA creates Hedgehog robot to traverse asteroids

http://www.geek.com/science/nasa-creates-hedgehog-robot-to-traverse-asteroids-1633424/

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こちらは2011年に開発された小惑星探査ロボット、「Hedgehog」(ハリネズミ)です。立方体をしていて、頂点にはスパイクを持っています。内蔵したフライオイールを使って移動し、地表を弾んで動きます。

弾んで動くというと自由に動けないように思えますが、研究者が試作品を無重力下で走らせたところ、問題なく自由に動かせたといいます。

「ブレーキのかけ方によって、弾む方向を変えられるんですよ。今は二つのブレーキシステムを試して、利点と欠点を洗い出してるとこです。」スタンフォード大学研究チームのリーダー、Marco Pavone氏はこのように語ります。地表のくぼみから脱出するのは、タスマニアデビルの竜巻運動にヒントを得たジャンプを行います。

小惑星の接近通過観測には、火星探査機とは違った機能が求められます。小惑星を横断するロボットは、砂地や荒れ地、岩肌といった地形を踏破することはできません。滑りやすい、氷で覆われている、あるいは柔らかかったり脆かったりする地形も無理なのは、言うまでもないでしょう。実際、火星探査機は低重力下でスピンを起こしてひっくり返ってしまうでしょう。

Hedgehogによって、太陽系を横切ってきた小惑星の理解が深まることでそう。スパイク部分にいろいろな装置を搭載することができるそうです。たとえば転がるときに地表の表面温度を測定するための温度計などです。さらに良いのは、NASAが言うには「Hedgehogは従来モデルに比べて比較的安価」であり、サンプル採取や探索のために送り出す数はより少数で済むかもしれないとのことです。

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