火曜日、日本で開かれたバッテリー・シンポジウムで華為(Huawei)社は、従来の製品よりも10倍の速度で充電できるバッテリーを発表しました。
Huawei shows off battery tech than can go from 0% to 50% charge in minutes
http://www.androidauthority.com/huawei-shows-off-battery-tech-can-go-0-50-charge-minutes-655524/
高速充電可能な二つのモデル
このときに発表された規格は二つ。600 mAhモデルと3,000 mAhモデルです。600 mAhモデルは、わずか2分間で充電量0%から68%まで充電できます。3,000 mAhモデルは容量も大きいのでその分多少時間がかかりますが、それでも48%まで5分間で充電できます。
新型バッテリーはすでに大規模な試験をクリアしており、その結果はこれまでのリチウム電池開発の歴史を塗り替えるほどの出来だとのことです。今後製造のコストも抑えられればなおの事良いでしょう。この充電速度はSamsungの「Adaptive Fast Charging」やQualcommの「Quick Charge」にとっても大きな脅威となります。
高速充電の秘密と現在の状況
Huaweiによると新型バッテリーでも寿命は維持されているとのことです。この充電速度の秘密は、電池の陰極に化学結合したヘテロ原子です。このヘテロ原子は「炭素結合を通じてリチウムを捕捉し、伝達させる触媒」として機能します。現在はこのバッテリーの製造と出荷を委託するパートナーを模索中です。
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