ハッブル宇宙望遠鏡が銀河で最も大きく輝く星々を撮影

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打ち上げより26年 人類史に残る望遠鏡「ハッブル」

ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられて今年で26年目になります。これまでシューメーカー・レヴィ彗星の木星への突入の観測、太陽系外惑星の存在の確認、銀河系を取り巻くダークマターの存在を示す証拠の発見など天文学史に残る数多くの業績を残してきました。しかしまだまだその役目を終えるには早すぎます。今回ハッブル宇宙望遠鏡は、竜骨星雲から8,000光年の位置にある散開星団「トランプラー14」の明るく輝く星の海の撮影に成功しました。その美しさはNASAをしてダイヤモンドと言わしめるほどですが、同時に天体とは一瞬のうちに激しく燃え上がり消えゆく存在なのだということを再認識させられる写真です。

トランプラー14には若い星が密集している

画像に写っている星の多くは誕生してから50万年以下の比較的若い星です。青白い星は特に激しく燃えており、数百万年もしたら超新星爆発を起こして消えてしまいます。星の中には数十億年輝いてゆっくりと息を引き取るものもあるのに、なんという儚さ、激しさでしょう。

短い一生を終えた星の残骸は宇宙空間を漂い、新たな星の材料になります。星の残骸が全て次の星に生まれ変わるまでには途方もない時間が必要で、星として生きた時間よりも長い時間が必要になることも珍しくありません。そして星雲は新しい星が生まれるための条件がそろっていて、多くの若い星が集まっています。今回の竜骨星雲の写真こそ、その証明と言えるでしょう。

Via: Hubble shows some of the galaxy’s biggest, brightest stars

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