死臭とは何か

死臭の原因物質とは何なのか。それを求めて近年の科学者は死者のエッセンスを抽出しようと試みてきました。科学者たちが求めているのは、死体が作り出す化学物質です。つまり、死臭の正体

Scientists have finally discovered the smell of human death

http://www.geek.com/science/scientists-have-finally-discovered-the-smell-of-human-death-1634821/

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死臭の正体が解明されれば、死体捜索犬の訓練もより優れたものになるでしょうし、もしかしたら機会にその役目を代わらせる事が出来るかもしれません。この難題を解決したのは、ベルギーのルーバン大学の研究者たちです。

人間や動物が死ぬと、他の生物が自分の仕事をするためにやってきます。数時間のうちに分解が始まり、悪臭を放ちます。この時の悪臭こそ、災害の後に取り残された人を発見するのに重要なのです。人体の分解過程をテストするため、サンプルとしてヒト、ブタ、マウス、カエル、ハト、その他の動物を用意しました。半年後、どのような物質が生じているかを確認しました。

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その結果、452種類の物質が同定されました。 鍵はエステルと呼ばれる物質でした(上の図はエステルの一般式です)。動物性脂肪の分解で生じ、ブタとヒトでしか検出されなかったものが8つありました。そのうち5つはヒトからしか検出されず、この物質の有無でヒトとブタとを区別できました。

今回の結果を受けて、死体捜索犬の訓練メニューが一新されるかもしれません。ヒトに独特な物質を嗅ぎ分けることで、残された人をより効率的に発見出来るようになるでしょう。機械を作るにしても、検出すべき成分が判明したことになります。次に確認すべきは、全身が分解されるときにも同じ組み合わせの化合物が生じるのかということですね。

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