光る絆創膏で薬剤耐性菌の出現を防ぐ

抗生物質の効かない菌、いわゆる「耐性菌」は医療上の大きな問題です。今回ご紹介する絆創膏(試作品)が実用化されれば使われる抗生物質の量を減らす事ができ、したがって耐性菌の出現する確率を下げることにつながります。

Glowing bandages can reduce the chances of antibiotic-resistant bugs

http://www.engadget.com/2015/12/07/glowing-bandages-can-reduce-the-chances-of-antibiotic-resistant/

band

スポンサーリンク

雑菌を感知して光る絆創膏

今回の絆創膏は英国バース大学の研究者らによって作成され、いわゆる悪玉菌に触れると緑色に光り、医療スタッフに傷が感染したことを知らせます。細菌の出す毒素が絆創膏内に埋め込まれた染料カプセルを破壊し、中に詰まっていた染料が流出します。そして周囲のゲルの中に溶けた染料が光るのです。

臨床試験は最速で2018年に開始

火傷、特に子供の火傷に対しては、実は必要以上の抗生物質が処方される場合が多いのです。火傷によって感染症への防御力が極端に低下しますので、薬で防御する必要があっての事なのですが、一方で耐性菌を出現させているのも事実です。今回の絆創膏の研究を主導した、バース大学 生物物理化学のToby Jenkins教授によると、主に手術後の患者の感染状況を知るのに応用したいとのことです。

研究が順調に進めば、2018年にも臨床試験が開始の見通しです。

スポンサーリンク