iOSアプリのAndroid版がなかなか出ない理由

iOS や Android 用のアプリ開発には、多くの困難が存在します。そしてそのうちの一つ、開発経費はプラットフォームによってかなり異なるということを、ある会社が見出しました。

Yet another reason your favorite iPhone app isn’t on Android

http://bgr.com/2015/10/30/ios-vs-android-apps-development/

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今週初め、アプリディベロッパー「Infinum」は、iOS 用アプリと Android 用アプリそれぞれの開発における違いを解説した記事をブログに投稿しました。なんとなく予想はついていたかもしれませんが、人によっては非常に大きな衝撃でしょう。

App Store と Google Play の両方でリリースされた過去の六つの仕事を見直すと、Android 版は iOS 版よりも平均 38% も多くコーディングが必要だということがわかりました。

面白かったのは、この六つのプロジェクトのうち最も大きかったものではその差が6%しかなかったのに対し、iOS 版では 5,000行のコードで済んだものが、Android 版では14,000行以上になっていたプロジェクトもあった点です。Infinum 社が言うには、コードが増えること自体は悪いことではないのですが、増えた分だけそれに対応するため余計な仕事が増えるのが問題なのだとのことです。

開発チームは「Productive」というサービスを用いて、アプリ開発にかかった時間を追跡しました。そしてそれを解析した結果、Android 版開発にかかる時間は、iOS 版にかかるよりも最大 30% 長かったのです。ですので、アプリ開発に人を雇う場合、必要な時間が長い分、Android 版の方が開発費用がかさんでしまうのです。また、なぜ Android 版の開発の方が時間がかかるのかについて、彼らなりの考察を聞かせてくれました。

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単純にコードが多い

Android 版アプリは Java を用いて書かれています。Java はもともと Objective-C や Swift よりも冗長な言語なのです。ですので、より多くのコードが必要になります。より多くのコードを書く必要があるので作業時間も伸びますし、バグが起こる可能性も上がるでしょう。

エミュレーターが遅い

 GenyMotion を使っても、Android エミュレーターは iOS エミュレーターよりも遅いのです。これでは開発全体のスピードがダウンしますね。

断片化

テストするデバイスが多ければ、それだけベンダーごとにバグが出てくる可能性が高まります。

XML のレイアウト

Android では、レイアウトは初め XML で入力されますので、iOS に比べて可読性が低いのです。

Infinum 社はどうにかして Android でも効率的にアプリ開発が出来ないか思案中とのことですが、すくなくとも今しばらくは、今の状況が続くだろうとしています。

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