iOS 10でスライド式のアンロックが廃止に
iOSデバイスのアンロックを外すジェスチャー、つまり指を横にスライドさせるあの動き。
最初にこのジェスチャーが発表されたとき、そのスタイリッシュさに多くのユーザーが魅了されたものですが、実はアップルは2007年のiPhone初期モデルからこのジェスチャーを廃止しようと試みてきました。
iOS 10 removes Slide to Unlock, the first bit of iOS we ever saw, welcomed with grins and applause when Jobs demoed it. Good night, buddy.
— Neven Mrgan (@mrgan) June 15, 2016
ホームボタンの長押しでアンロックが可能に
しかしTouch IDの導入の後は、アンロックするためにスライドさせるということが、ほとんどなくなりました。
手が濡れていたり手袋を着けていたりして、Touch IDが認識してくれない時にスライドさせるくらいですが、iOS 10ではパスコード入力画面が表示されるまでホームボタンを押していればよくなります。
パスコードを設定していない方は、そのままホーム画面が表示されることになります。
アップルの信条はシンプルさにあり、そのためにはこれまでの定番を逸脱することも辞さないのが社風というものでしょう。
現在iOS 10の開発は、デベロッパー向けβ版まで進んでいます。一般向けのβ版は7月にも公開の予定です。
Via: MacWorld