iOS 9.3.1にアップデートするとSafariでリンクを開けなくなるバグが修正
先日iOS 9.3でアプリからリンクをクリックするとクラッシュするというバグをお伝えしましたが、このバグを修正したiOS 9.3.1がアップルよりリリースされました。
このバグが発生していたのは主にiPhone 6s/6s Plusですが、それ以前の古い機種でも同様のバグが発生していました。
バグの原因はユニバーサルリンクの悪用
このバグは一部の悪質なデベロッパーが「ユニバーサルリンク」という機能を不正に利用したのが原因でした。
ユニバーサルリンクとは、デベロッパーがドメインをアップルに登録して対応させておくと、そのドメインを持ったリンクを開いたときにSafariを通して直接アプリが起動するという仕組みです。
たとえばyoutube.com/********といったリンクをタップすると、直接Youtubeアプリが起動します。
この仕組みを悪用し、一部のデベロッパーは多くの無名のドメインと関連付けました。
その結果リンクをクリックするたびに膨大なデータがデバイスに流入し、ユニバーサルリンクとして処理する能力の限界を超えてしまいクラッシュしていたのです。
つまり、アップルはユニバーサルリンクのデータサイズを制限し忘れていたのです。
すでに日本国内のデバイスからもアップデート可能
先月中旬に発表になったiPhone SEや9.7インチiPad ProにはiOS 9.3がプレインストールされていますが、これを機にAndroidからiOSに乗り換えたユーザーが多数存在します。
そんなユーザーにとっては苦いiOSデビュー経験となってしまいましたが、9.3.1のリリースで多少はマイナスの印象も良くなるのではないでしょうか。
すでに日本国内のユーザーもiOS 9.3.1へのアップデートが可能になっていますので、お早めにアップデートされることをオススメします。
Via: 9to5Mac