文鎮化するバグを修正してiOS 9.3が再リリース
先日、古いiOSデバイスでiOS 9.3をインストールすると文鎮化するというニュースをお伝えしました。
具体的にはiPhone 5s以前のiPhoneとiPad Air以前のiPad、それと第5世代iPod touchが対象で、これに該当する機種でiOS 9.3にアップデートしようとするとアクティベーションロックがかかり、Apple IDやパスワードを正しく入力しないとデバイスが文鎮化してしまうというものでした。
この被害を抑えるためにアップルは一度アップデートを凍結しましたが、このたび文鎮化バグを修正したiOS 9.3を再リリースしました。
Mac関連の情報を扱うサイト「MacRumors」によると、再リリース版iOS 9.3は前回問題の起きた全てのデバイスでバグが修正されているとのことです。
アップデートはOTAでもiTunesを介してでもどちらでもできます。
不安定なiOS 9.3: アップデートは様子を見てから?
ところでみなさま、iOS 9.3の「1970年バグ」はまだ覚えておいででしょうか。
iPhoneの日付設定を1970年5月以前に設定すると文鎮化するというバグで、iOS 9.3βの時点で指摘されていたものです。
遠い過去の話のように感じますが、このバグが正式に修正されたのは先週の3月22日、iPhone SEの発売と同時です(β版では2001年1月1日より前に設定できないようにする間に合わせの処置が施されました)。
それから一週間足らずで文鎮化バグが発生、修正したものの、「Safariなどのアプリからリンクを開くとクラッシュする」バグは未解決のままです。
ユーザーの中にもちょっとバグが多すぎるという声が聞かれており、アップデートを控える向きもあります。
実際にアップデートするかは各ユーザーが決めることですが、もう少し安定してからアップデートするというのも、十分考えられる選択肢ではないでしょうか。
Via: BGR