1970年1月1日に日付設定するとクラッシュするバグ
2月の中旬に、iOSデバイスの日付設定を1970年1月1日に設定するとデバイスがクラッシュするというバグが報告されました。
実際には1970年5月以前の日付にするとクラッシュするようですが、わかっていて面白半分に実行するユーザーや、店頭のデモ機種をクラッシュさせる犯罪行為が多発してアップルを悩ませていました。
一度この日付に設定するとデバイスはクラッシュと再起動を繰り返します。
復元するにはGenius Barに持ち込むか、危険を承知で自分で修理するかしかありませんでした。
1970年に設定できなくすることでバグの発生をストップ
今週の初めにデヴェロッパーや一般テスターに公開されたiOS 9.3β4では、このバグが解消されています。
と言っても、日付設定を2001年1月1日午前0時(グリニッジ標準時)以前に設定できないようにしただけです。
シンプルですが、確実な対処法と言えるでしょう。
クラッシュした機種の回復も可能
また、iOS 9.3β4はバグが起こらないようにするだけではなく、すでにこのバグの起きた機種を復元することもできます。
UBSケーブルを使ってMacとつなぎ、iTunes経由で工場出荷時の状態を復元するいわゆる「DFUモード」でアップデートを行うとこのバグが解消されます。
現在、iOS 9.3は一般ユーザーには公開されていませんが、アップルはこの春にiOS 9.3を一般リリースするとしています。
具体的な日程は明らかにされていませんが、同じく春にあるマーチイベント、そしてその直後のiPhone 5se、iPad Air 3などの予約受付開始と同時期の3月中旬になるのではないか、とする見方が強まっています。
Via: MacRumors