iPhone 7が防水仕様になるとの期待交じりの噂はかねてより囁かれていましたが、そのためには現在のiPhoneのデザインを捨てるほどの思い切ったデザインの変更が必要になります。
Apple’s ‘iPhone 7’ lineup said to be waterproof, sport new antenna-concealing tech
iPhoneの外枠は引き続きCatcher社がトップ
台湾の経済・金融新聞である『Commercial Times(工商時報)』紙によると、アルミニウム・マグネシウム製品を製造している米国のCatcher Technology社が、iPhone 7の外枠の生産量の30~35%を担う見通しであるそうです。Catcher社は2015年度にAppleに外枠を供給した最大のビジネスパートナーでもあり、2016年も引き続いて首位の座に輝きそうです。
iPhone 7では思い切ったデザインの変更が来る?
防水仕様のiPhoneの噂はいろいろな場所から飛び交っていましたが、アンテナについて触れた情報源はありませんでした。Appleはアンテナを外枠の中に組み込もうとしている可能性があります。なぜそのようなことが必要なのでしょうか。
iPhone 6s/6s Plusには追加ガスケットや様々なシリコーンシーリングが施されていますので、それ以前の機種に比べてはるかに耐水性が高まっています。ですが防水仕様と言えるようにするには、抜本的な再デザインが必要になります。各種ポートやスイッチ、ボタンといったものを隠さなくてはいけないからです。
非金属素材も検討。6cは4月に発売、7は9月以前に。
外枠に関して、Appleが非金属素材の使用を検討しているという噂もあります。iPhone 5以来全てアルミニウム素材でできた外枠を使ってきましたが、他の素材でより耐久性の向上やコストの削減を図れる可能性もあるでしょう。AppleはiPhone 6s/6s Plusに従来の素材よりも丈夫な7000シリーズを採用しましたが、これによってコストが膨らんでしまったのは事実です。
2016年にAppleから発売されるiPhoneシリーズは3つです。4インチ・ディスプレイを搭載した「iPhone 6c」は4月に発売で、来年のフラッグシップである残りの2つも9月より前に発売されると思われます。残念ながら6cは防水仕様とはならないようですが、フラッグシップは防水仕様であると目されており、どのようなデザインになるのかも含めて目が離せない状況となっています。