スマートフォンや家電製品を手掛ける大手メーカーLGエレクトロニクス社が、初の8K TVモデルを2016年に発売することを発表しました。
LG’s 2016 TVs include its first production 8K set
http://www.engadget.com/2016/01/02/lg-8k-tv/
改良型HDRカラーと8KモデルでTV業界を一歩リードしたいLG社
家電製品の世界的見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」2015年大会では4Kテレビがもてはやされました。ですがそれはもう忘れてください。今年のトレンドは8Kです。このたび、LGは初めて2016年発売のTVのラインナップを公開しました。ハイライトは初の製品グレードの8Kモデル「UH9800」です。98インチの大型画面のUH9800ですが、その価格や発売日に関して、LGは言及を避けましたが、シャープの8Kスクリーンが約1,560万円という価格なのを考慮すると、決して安い買い物ではなさそうです。
4K TVも新製品登場
TVを買い替えるためにローンを組むとは嫌だという方には、新型4K TVがオススメです。UH8500 (55~75インチ)、UH9500 (55~86インチ) はともに「Color Prime Plus」を搭載していることを売りにしています。Color Prime Plusはデジタルシネマ・イニシアチブ(ハリウッド映画を中心とした映像の規格)で使われる多彩な色を、90%の再現性で表示できます。この2つの製品に加え、ローエンドのUH7700 (49~65インチ)は「True Black」パネルを搭載しており、画面のぎらつきを抑え、コントラストを向上させる事ができます。
デザインを重視するのでしたら、上の画像にあるUH9500がいいでしょう。なんと言ってもディスプレイの周りの外枠がわずか5ミリメートルしかありません。一見しただけでは全体がディスプレイであるかのような錯覚に陥る事でしょう。そして音響はベンツやBMWなどの高級車の純正オーディオとしても採用されている「ハーマンカードン・オーディオシステム」を搭載しています。
他のメーカーはどうするのかに注目
LG社の新型製品には全て、使いやすいwebOS 3.0がインターフェイスとして使われています。これらの4Kモデルの価格は未発表ですが、発売から時間が経てば、リーズナブルな価格になる事でしょう。問題は、SonyやSamsungを初め、他のメーカーがどのようなラインナップを用意するのかでしょう。LGは他社に先駆けて2016年モデルを発表することでポイントを上げましたが、実際に購入するのは他社の製品が出そろってからでも遅くはないでしょう。