実際の裁判記録から学ぶウソ発見器

ユーザーの年齢を当てさせる、カロリーを計測させる、仕事をさせる。コンピュータにこれらの作業をさせるのに、これまで機械学習が用いられてきましたが、ミシガン大学の研究者の手によってウソ発見器にも用いられました。

Lie detection software learns from real court cases

http://www.engadget.com/2015/12/12/lie-detection-software-learns-from-real-court-cases/

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ウソは体の動きに現れる

今回の研究では、実際の裁判事件の証言記録を用いて、利害関係が高度に絡んだ時のウソを見抜く研究が行われました。証言内容に加えて発言時の身体の動きを参考にすることで、人間は50%の確率でしかウソを見抜けなかったのに対し、コンピュータは75%の確率で見抜く事が出来ました。

ウソを見破るため、ソフトは証言者の動きに注目しました。質問者をしっかりと見る、大きな声で話す、そしてジェスチャーを入れるなどです。Rada Mihalceaコンピュータ科学/工学教授によると、これは機械と人間のコミュニケーション方法の違いによるものだそうです。人間は高度なコミュニケーションに重きを置きますが、それではウソを見抜くのに不向きなのだそうです。「人間は、相手が何回『私は』と言ったか、何回視線を上に向けたかなどを数えませんからね」

ウソをつく意味などない世界へ?

慎重な人ですと、先ほどの事柄だけでウソが見抜けるのかと疑問に思われるかもしれません。ですが研究チームによると「心拍数、呼吸速度、体温の変化」なども参考にしているとのことですので、ご納得いただけるかと思います。研究チームはまた、コンピュータに身振り自体の意味を判断させる研究を行っています。視線の動きなどのあらかじめインプットされていた情報以外の判断基準を見つけ出して、その人の癖などにも対応できるようになると考えられます。もはやウソをつこうとする事自体が無意味なのかもしれません。今のうちに白状しておいた方が良いかもしれませんよ?

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