Hyperloopの高速推進システム実験が報道陣に公開

0511_hyperloophold-ed

スポンサーリンク

Hyperloopが推進システムの実験を報道陣に公開

米国ネバダ州南部にあるネバダ砂漠、ギャンブルの街ラスベガスの北部にその実験場はあります。

5月11日、ここでは超高速移動体「Hyperloop One」の推進システムの実験が行われていました。

専用のテストコースに7,000ボルトもの電圧をかけて強い磁場を発生させ、電磁石を搭載したHyperloopの車両を乗せて加速させるという実験です。

Hyperloop計画は、事業家にしてTesla CEOでもあるElon Musk氏のホワイトペーパーに基づき開発が進められてきました。

今回報道陣に公開されたのは計画のうちの推進システムに関する実験で、共同設立者であるShervin Peshvar氏曰く、Hyperloopの「革命的な瞬間」と言える瞬間です。

磁石の力で加速するHyperloop One

今回走行させた車両にはブレーキを搭載していませんので、停止の際には砂山に突っ込んで胴体着陸させます。

実際に走行していたのは数十秒とたいへん短い時間でしたが、その間に最大加速度2.5G最高速度は時速186キロメートルに達しました

最高技術責任者であるBrogan BamBrogan氏の言うには、次の段階として年内には完全なチューブの中を400メートルほど走らせる実験を行いたいとしています。

今回行われた実験で使われた技術について、Hyperloopのエンジニアリング担当上級副社長のJosh Giegel氏は反発しあう二つの磁石のようなものだと例えてくれました。

テストコースの上を走行した車両は約680キログラムの重さがありますが、一度テストコースに車両が入るとコース上に何個も並んだ電磁石がONになり、車両を前へ前へと押し出すのです。

わずか1.1秒間の間に静止状態から時速96キロメートルにまで加速させ、最大速度は時速640キロメートルにまで加速させられます

着々と進む時速1,200キロメートル構想

Hyperloop計画は他にももう一つ、浮遊システムが開発の目玉となっていますが、今回の実験では浮遊システムに関する実験は行われませんでした。

Giegel上級副社長曰く、現在はロサンゼルス・オフィスで浮遊システムの評価を行っているとのことで、年内にはこちらの技術の実験も行いたいとしています。

Hyperloopは時速1,200キロメートル構想を掲げて開始されたプロジェクトで、実現すれば地上最速の輸送手段となります。

地形が違うので単純に比べられるものではありませんが、新幹線の平均速度が約時速200キロメートル、最高速度が約時速300キロメートルなのを考えると、いかに早いかがわかります。

東京駅‐新大阪駅間が約20分だと考えればわかりやすいでしょう。

日本では鉄道総研とJR東海による「超電導リニア」が開発中ですが、こちらは2027年に品川駅‐名古屋駅で運行を開始する予定です。

Via: Engadget

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

スポンサーリンク