地球の生命は彗星から始まった?

ラブジョイ彗星という彗星がります。酒飲み彗星です。今年の始めに空を横切った時、通った跡にアルコールを残していきました。調査員たちの推測によると、ラブジョイ彗星はピーク時には毎秒ワイン500本分ほどの量を放出していたらしいのです。

Life on Earth may have started with a comet kegger

http://www.geek.com/science/life-on-earth-may-have-started-with-a-comet-kegger-1637989/

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でも、どうしてそんなことがわかるのでしょう?調査員の話では、ラブジョイ彗星が接近通過したとき、またとない好機に恵まれたとのことです。なんでも、太陽のおかげで化学組成を同定する事が出来たのだとか。どういう事なのでしょう。 調査員によると、太陽という光源(熱源)に接近したことで、彗星内部の分子は加熱され、赤熱するようになります。分子はそれぞれ異なった波長の光を出しますので、この光を分析すれば、どんな分子が含まれているのかがわかるというのです。

「この観測結果は、彗星がとても複雑な化学物質を含有しているという説を裏付けるものです。」メリーランド州グリーンベルトにある、NASAゴダード宇宙飛行センター所属の Stefanie Milam 氏はこのように語ります。地球生命の歴史における、彗星の役割に関するある仮説に証拠を加えるものなのです。彗星は、宇宙の優秀な「テラフォーマー」とも言えるかもしれません。

「約38億年前、多くの彗星や天体が地上に落下した時期があり、その時に最初の海が出来ました。生命はなにも、水、一酸化炭素、窒素といったごく単純なものから生じる必要はなかったのです。代わりに、分子レベルでより高度な物質が周りには存在していたのですから。」

Milam 氏はこのように語ります。ラブジョイ彗星のような彗星が地球に衝突し、欠かすことのできない有機物質、たとえばアミノ酸塩基といった生命を構成する物質の材料を供給していたというのは、あり得ない話ではないのです。

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