赤外線センサーの革命!グラフェンでスマホや車に暗視機能を

暗視ゴーグルのような温度を感知するデバイスにより、警察、レスキュー隊、軍人と言った人たちは障害物の多い地形や完全な暗闇の中でもその職務を全うできるようになります。ですが性能の良い装置は極低温への冷却が必要で、大きく重く高価でしかも持ち運びにくいものにならざるを得ませんでした。

Graphene could bring night vision to phones and cars

http://www.engadget.com/2015/11/16/graphene-thermal-infrared-imaging/

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グラフェンを用いた小型軽量のサーモセンサー

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちはこのほど、鉄の100倍ほど頑丈なある半導体材料を用いてこの問題を解決するチップを開発しました。その材料とは「グラフェン」です。研究を発表した論文の共著者の一人である Tomas Palacios 博士によると、この技術を用いて作成された赤外線センサーは「スマートフォンやタブレットにも組み込める」くらい軽くすることに成功したとのことです。

グラフェンが赤外線センサーにもたらした革命

グラフェンは最高の赤外線センサーの材料です。研究チームはまずグラフェンを使ってミクロサイズのセンサーチップを開発しました。そしてグラフェンを使ってシグナルを伝達し、チップをエアポケットの上に吊るしておくことにも成功しました。こうすることで、従来は必須であった外部からの冷却を無用のものとしたのです。

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グラフェン・サーモセンサーの現在と未来

こうしてできた小型センサーは人の手や、暖めた MIT のロゴマークを認識できました。今後の目標は解像度を上げ、全てのデバイスで使えるようにすることです。たとえば、自動車のフロントガラスに組み込んでドライバーの視界を奪うことなく「暗視モード」を実現したりといったふうにです。

現在はまだ実用化の目途は立ってはいないとのことですが、将来的に暗視モード搭載の車を運転できる日を楽しみにしたいと思います。

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