最近、バッテリー性能の向上も相まって次々と登場しているのが小型で持ち運びが可能な「モバイルプロジェクター」です。
モバイルプロジェクターが登場した当初はバッテリー駆動のためもあり、光源が暗く部屋を暗くしないと使えないようなものがほとんどでしたが、最近になってコンパクトなサイズのまま明るさが大幅に向上した小型プロジェクターが登場してきています。
今日はそんなモバイルプロジェクターのおすすめの人気商品をランキング形式で紹介します。
また、家庭用のホームシアターとしてプロジェクターがほしいという方はホームシアター用プロジェクターもご覧ください。
目次
プロジェクターの選び方
ここまでで、おすすめのモバイルプロジェクターを紹介しましたが、今後自分で探す際に役立つかもしれないプロジェクターの選び方についてすこし紹介します。
明るさ(ルーメン値)で選ぶ
これはプロジェクターを選ぶ際にまずはじめに見てもらいたい数値です。
特にビジネス用途などで小型のモバイルプロジェクターを検討している方は明るさにこだわって選んでみると良いと思います。
プロジェクターの明るさを表す数値としてルーメン(lm)という値があります。これは普通のビジネス用プロジェクターだと2000lmを超えるものが多いのですがモバイルプロジェクターの場合、下は25lmくらいから上は800lmほどまでかなりばらつきがあり、100lm前後のプロジェクターの場合は暗くした部屋で、更に数人程度の会議など投影距離が短くなる場合にしか使えないと思っていいと思います。
ただ、明るさが明るい機種はそれだけバッテリーも使いますし値段も高くなります。また、明るすぎると目が疲れるといった場合もありますがモバイルプロジェクターの場合、はじめから大型のプロジェクターに比べて輝度が低めなのでなるべく明るさの明るいものを選んだほうが後悔は少ないと思います。
解像度とは
解像度は以下のような種類があり、下に行くほど解像度は高いです。
解像度(最大) | 総画素数 |
---|---|
VGA | 640×480 |
SVGA | 800×600 |
XGA | 1024×768 |
SXGA | 1280×1024 |
WXGA+ | 1440×900 |
UXGA | 1600×1200 |
WUXGA | 1920×1200 (フルHDサイズ) |
QXGA | 2048×1536 |
4K | 3840×2160 |
また、WXGAといった場合1280×768、1280×800、1366×768ピクセルのいずれかのことを指します。
バッテリー駆動式の小型プロジェクターの場合、最大でWXGAくらいのネイティブ解像度のものが出ているようです。
コントラスト比とは
コントラスト比とは画面を投影したときに最も暗い色と最も明るい色の明るさの比を取ったもので、これが大きければ大きいほど映像がくっきりとした印象になります。
プロジェクター方式(パネルタイプ)で選ぶ
液晶プロジェクター(3LCD方式)の場合
液晶パネルを利用するタイプのプロジェクター。3つの液晶に対して、光の三原色である赤青緑の三色を投射して透過した映像を投影します。一般的に明るい映像をマルチに楽しむなら液晶プロジェクターが向いています。価格が安いため安価なモデルやスタンダードなモデルでも多く採用されています。液晶パネルは多くのプロジェクターで採用されていますがデメリットとしては黒の色が弱く、黒が少しグレーっぽくなる傾向があります。
DLP方式プロジェクター
DLPとはデジタルライトプロセッシングのことで、DLP方式はデジタルマイクロミラーと呼ばれる小さな反射型ミラーを使用してその反射角によって映像を映し出します。
コントラストが高い投影ができることが特徴で多くのプロジェクターに使われている方式です。また、経年劣化が少なく、小型化や軽量化がしやすいため特にモバイルプロジェクターによく採用されています。デメリットはカラーブレーキング現象といってまれに映像に虹色のような模様が見える事がありますが、人によっては見えなかったり、高級機種の場合はこういった現象は起きないようになっています。
反射型液晶プロジェクター(LCOS)
LCOS式は表示パネルに反射型液晶素子という特殊な構造を用いたタイプの液晶プロジェクターで、高解像ででかつコントラスト比も高いため、ホームプロジェクターや4Kプロジェクターなどのハイエンド機種に使われることが多いです。
しかし、高性能な反面プロジェクター自体の大きさが大きくなりがちで、価格帯も高めの機種がメインになってきます。
6位 Crenova HDMI小型ミニプロジェクター
4000mAhの大容量バッテリー内蔵なので最長1.5-2時間の連続投影ができます。
もちろんスマホやタブレットなどへの充電も可能です。
輝度は100ルーメンなので暗い部屋で使うのが前提にはなってきますが、240gの軽量タイプで、WiFi接続も対応しており、モバイル性能はバッチリという印象です。
Amazonでかなり詳しいレビューがいくつかあったので実際の使用感などが知りたい人はそれを見てみてもいいでしょう。
5位 サンワダイレクト 小型プロジェクターHDMI搭載
こちらもかなりの小型で簡単に持ち運びができます。大容量バッテリーを搭載しており、長時間投影をするならこっちがおすすめ。
さらに市販のケーブルを使用すればスマホへの充電もできるのが嬉しいですね。1A出力で、iPhone6なら約2回充電できます。
また、自動台形修正という機能があり、画面が台形になってしまう時に調整しなくても、自動で見やすく直してくれます。
ルーメン値が少し低いのが気になりますが、少人数で使う用途には十分な性能ではないでしょうか。
レビュー
正直200ルーメンがどの程度かわからず、レビューを見て購入に踏み切りました。
すでに書かれているように、照明のある部屋でも十分に明るく見えます。私はiPadやiPod touchを繋ぎ、白い壁に投影して、amazonプライムのコンテンツなど、映画などを見ています。
暗い部屋で1m×2mくらいのスクリーン状態になるでしょうか。
他、余裕の有る日は寝る前に天井に映し出してベッドから寝たまま映し出されるものを見るという状態も。
その場合、200ルーメンが明るすぎるくらいです。
充電した状態だと2時間くらいで切れますので、そのまま眠っても大丈夫なくらいです。
4位 ASUS プロジェクター DLP®LED S1
ASUSから発売されている小型のモバイルプロジェクターです。
写真に見て分かるように超軽量で、従来のイメージを覆す圧倒的な小ささで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末と一緒に持ち運んで使うのにいいですね。バッテリー時にはフラッシュライトモード機能でライト代わりにもなります。
付属でキャリングケースがついてくるのもありがたいところ。
設置も手軽に行なえて、大画面表示にも耐えうる明るさです。画質にそこまで拘らなければかなりいい商品。
低価格なわりに高品質な印象。
レビュー
電源不要、ポータブルとしての利便性は抜群です。暗くしないと鮮明には映せませんが思っていたよりは明るい環境下でも見えました。飲食店でのパーティーとか野外での使用に便利に使用してます。
とてもいい商品です。
少人数のプレゼンテーションにもつかえるレベルでしょう。ピント調整、明るさも十分です。
いい音楽をいい音で聴く目的でないのなら十分な音質音量が確保できます。
最高に感激したのはその軽さです。毎日カバンに入れておいてもいいくらいでしょう。
価格以上の価値があります。
3位 Blupow hdmi 小型 プロジェクター DLP 1080P 800*480 500ルーメン
このモバイルプロジェクターは結構おすすめで、高い性能と安い価格を兼ね備えていると言ってもいいでしょう。2500mAHのバッテリが内蔵していますので、エコノミモードの場合はバッテリーだけでビデオを約1.5時間も再生できます。
また、本体重量はわずか280gと小型で、持ち運びにも優れています。
明るさも500ルーメンとかなりの明るさが出せます。
初めてモバイルプロジェクターを買う方は結構おすすめです。
2位 LG PH550G LED ポータブル プロジェクター
LGのポータブルプロジェクターPH550Gです。重さ650gながら550lmとかなりの明るさで投影することができます。さらにバッテリー持続時間も最大2.5時間とバッテリー性能も十分。また、小型ながらHD画質に対応している点が人気を読んでいるポイントです。
モバイルプロジェクターとしては高い10万対1のコントラストを確保しながら画面サイズも100インチまで可能と映像で圧倒させてくれます。
レビュー
Macbook proでHDMI接続して使ってみましたが、
持ち運びに便利なこのサイズで、しかも電源不要でここまで気軽に使えるのに驚きました。これまでもプレゼンなどでプロジェクタを使うことは多かったのですが、
どちらかといえば大事の時でした。
それが、この商品であれば、本体とパソコンだけをもっていければいいので
場所を選ばず画面を共有することができます。
音声の質はそれほどよくはありませんが、小さい会議室であれば動画再生なども十分耐えます。資料やウェブサイトなど、画面共有するだけで会議の内容も充実するので、
この値段で手に入る商品としては画期的なのではないかと思いました。
1位 VIVITEK LED モバイルプロジェクター QUMIシリーズ
QUMI Q6
QUMI Q6は現在発売されているモバイルプロジェクターで一番の人気機種と言っていいでしょう。モバイルプロジェクターながら800lmの明るさで投影することができるという点が一番の魅力ではないでしょうか。
小型×高性能の完成形とでも言うべき商品で、同価格帯の別の商品に比べて明らかに性能がいいです。
このプロジェクターはWiFi接続やHDML端子、USB端子などから入力でき、必要な機能は一通り兼ね備えているといえます。
レビュー
小さいけど値段相当で性能はかなりいいと思います。初めてプロジェクターを購入したがこれほどクリアに大きくなるものとは思っていなかった。画質は普通に見て問題はないと思うが通常のデジタルテレビほどまではいかないようで並べてみるとテレビの画質がとても綺麗に見える。しかしキャンプに持って行ったり庭で映画鑑賞出来たり活用性はかなりある。細かいところもはっきり見える。今は80インチクラスのスクリーンをニトリで買って使っているが次は100インチクラスで横長の映画館仕様で写してみたい。
ビジネス用途にもホームシアター用途にも使えるパワフルなモバイルプロジェクターです。大画面での投影をしたいならこれがおすすめ。
QUMI Q5
QUMI Q5シリーズは、QUMI Q6の一つ前のモデルで、発売と同時に各所で話題になった大人気商品です。
モバイルプロジェクターとしてはかなりの高輝度で出力でき、映画などの迫力のある映像にも使えますし、軽量タイプなので携帯性も抜群です。ルーメン値以外はQ6シリーズとほぼ互角の性能を持っています。
またこちらも付属のWiFiドングルを使えばWiFiから入力が可能。
まとめ
モバイルプロジェクターをかなり調べましたが、性能で比べるとVIVITEK LED QUMI Q6が圧倒していますね。後は予算との相談ということになりそうですが、1つの選びかたとしては明るさ(最大輝度)が高いものをおすすめします。モバイルプロジェクターの場合、バッテリー方式というのもあり、そもそも大型プロジェクターより出力が弱いためどうしても明るさ弱くなりがちです。そのためできるだけ明るい機種を選んでおいたほうが買った後に公開することがないと思います。
今話題のスティックPCやモバイルバッテリーと一緒に使えばいつでもどこでも使えてさらに便利になりそうです。
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