NASAの冥王星探査機ニューホライズンズが冥王星の間近で撮った写真に謎の地形を発見

NASAの打ち上げた冥王星探査機ニューホライズンズが、この夏9年間の航行の果てについに冥王星に到達しました。データと転送スピードが遅いため、現在もデータのダウンロードは続いています。

New Horizons images show huge, mysterious ripples on Pluto’s surface

http://www.geek.com/science/latest-new-horizons-images-show-huge-mysterious-ripples-on-plutos-surface-1635029/

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送られてきた最新の画像にはとても魅力的な冥王星の大地の姿が写っており、科学者たちを悩ませています。冥王星にはさざ波模様があったのです。この画像はニューホライズンズに搭載されたマルチスペクトルカメラ「ラルフ」によって撮影されました。いわばニューホライズンズの「目」です。モノクロカメラとカラーカメラの両方を搭載しており、今回の画像は赤、青、そして近赤外光で撮影されました。その写真はNASAのウェブサイトで公開されています。サイズは70MB(PNG)と大きいのでご注意を。 天文学者はさざ波模様の様子を、ウロコや樹皮に例えています。

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ラルフが撮影した画像によって、冥王星の表面1.3kmの範囲の特徴は見る事が出来るようになりましたが、単にデータをダウンロードすれば即見られるというものではありませんでした。天文学者Alex Parker博士は、週の大半をラルフから送られてきた3色の画像のノイズ除去と組み合わせに費やしました。その甲斐あって、上に表示してあるような画像が見られるのです。今後ダウンロードされるデータにより、この奇妙な模様がなぜ出来たのかがわかるかもしれません。

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見れば見るほど不思議な準惑星です。科学者によると、クレーターの数が想定していたのよりずっと少なく、またスプートニク氷原と呼ばれる滑らかな面があるのも驚きであるとのことです。今週、ニューホライズンズ搭載のモノクロカメラ「ローリー」が撮影した高解像度画像が公開されました(上図)。小さな突起物が表面にドット状に存在しています。研究者らは約1年間の間ニューホライズンズからのデータを受け取り続けますが、ニューホライズンズは残りの燃料を使ってカイパーベルト(冥王星が属する領域。メタン・アンモニア・水などが凍ってできた天体が多い)に属する他の天体の調査に移ってしまっているでしょう。NASAでは現在、冥王星の次にニューホライズンズが撮影する天体はどれになるのかを確認しているところです。

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