2016年6月9日のGoogleトップロゴはなにやら野鳥がたくさん描かれたロゴに変わっていますね。
野鳥観察家のフィービ・スネツィンジャーの生誕85周年を記念しているということです。
フィービ・スネツィンジャーとは
彼女はアメリカ出身の野鳥観察家で、生涯に8398種もの野鳥を観察したという偉業を成し遂げています。
8000種と言われてもわかりにくいと思いますが、地球上に現存する鳥類が8600〜10000種と言われていますから、彼女は1人で地球上のほぼすべての鳥を見たことになります。
そんなスネツィンジャーさんですが、バードウォッチングに目覚めたのは30代を過ぎてからだというから驚きです。
34歳の時に隣人に見せられたキマユアメリカムシクイを見てから、バードウォッチングに目覚めたそうです。

キマユアメリカムシクイ
その後、40代のときに医師から余命1年と宣告されたことにより、
これを期に彼女はいっそうバードウォッチングに熱中することになったといいます。
数回の手術を受けながらも精力的にウォッチングを続け、結局最初の癌の告知から17年後にがんではなく、マダガスカルでのバードウォッチング中のバス事故で亡くなりました。
彼女は生涯に実に8393もの野鳥を観察したといいます。
これはギネス記録にも載った記録で、もしマダガスカルでの調査を無事終えていれば8500種を超えていただろうと言われています。
なお、冒頭で紹介したGoogleのロゴに描かれている鳥は左から順にキマユアメリカムシクイ(G)、オオハシモズ(o)、ズグロウロコハタオリ(o)、ルリツグミ(g)、キモモマイコドリ(e)の5種だそうです。