鳩が医者よりも正確にマンモグラフィー上のがんを見分けられることが判明

鳩に出来る仕事と聞いてまず思い浮かべるのは、やはり伝書鳩ではないでしょうか。かつて無線の普及していない時には軍隊でも重用され、中には勲章をもらった鳩もいます。その後無線技術やインターネットの普及により伝書鳩の役目は終わりましたが、いままた違う役目が与えられようとしています。

Pigeons taught to diagnose breast cancer on X-rays

https://www.newscientist.com/article/dn28506-pigeons-taught-to-diagnose-breast-cancer-on-x-rays/

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鳩による画像診断

カリフォルニア大学デービス校の研究者 Richard Levenson 博士らは、鳩に正常な組織と乳がん組織の顕微鏡画像を見せました。そしてケージ内にボタンを押すとエサが出てくる仕組みを設置しておきました。このときボタンは2つ用意され、違う色で塗っておきました。出てきた画像が正常な組織のものであるときにエサを出すボタンと、乳がん組織の物の時にエサを出すボタンを色で判別できるようにしておいたのです。そして15日間この方式でエサを与えら所、鳩は85%の確率でエサを得られるようになったのです。

鳩を4匹に増やした結果99%の精度で正解するようになりました。マンモグラフィー上では、がん組織には小さなカルシウムの沈着が認められるのですが、鳩はそれを認識しているようなのです。

画像診断は人間の目では難しい

このマンモグラフィー上でがん組織を見つけるというのは、実は非常に難易度の高い作業なのです。この沈着はとても小さくて見分けにくく、専門の医師でさえ正しく診断できる確率は80%ほどでしかありません。

鳩の視覚能力はよく知られています。鳩は人の顔アルファベットを判別でき、さらにはモネとピカソの違いすら分かるとのことなのです。

もちろん鳩を直接診断に用いる事にはならないでしょうが、診断デバイスの開発に鳩の能力が生かされるというのは間違いないでしょう。

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