ドローンでサメを監視するシステムの試験運用が開始!

以前、サメを探知する高性能ブイを紹介しましたが、今度はドローンでサメを監視するシステムが開発されたようです。

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サメ監視ドローン

年々増加するサメの被害を食い止めるために、オーストラリア南東のニューサウスウェールズ州(シドニーのある州ですね)では、 海岸線のパトロールにドローンの編隊を投入することにしました。
昨年の11月に始まった「world-first shark strategy」(世界で最初の対サメ戦略)の詳細が明かされました。
州の担当者も、常時監視によってサメによる遊泳者やサーファへの攻撃の危険性を減らすのは「簡単なことではない」と認めていていますが、しかし、この海岸線監視用のドローンの導入によって、海に入る人の確実に守ることができるようになるだろうと期待しているようです。

Little Ripper

一機当たり25万ドルを掛けて ニューサウスウェールズの対サメドローン作戦の第一歩は、“Little Ripper”と名付けられたドローンによって始まりました。
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この機体、一回の燃料補給でだいたい二時間半の飛行が可能で、高解像度カメラで撮った海岸の映像を二人の監視チームに送り届けます。
もし、サメなどの何らかの危険を検知すると、監視チームは、ドローンのからサメの忌避剤とか救命ラフト、などを危険に晒されている人の近くに放出し、一方で対策チームに正確なGPS座標を伝えるわけです。

オーストラリアの投資会社 WestpacのCEO Brian Hartzer氏は
「これは安全なオーストラリアへのイノベーションです。」
「40年に渡って、Westpac の海難救助ヘリコプターはオーストラリアの社会への欠かすことのできないサービスを提供してきました。このWestpac Little Ripper ドローンはより多くの人の命を救うことができるでしょう。」
と語っています。
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ドローンは二人のチームで問題なく運用できるのですが、シドニー工科大学ではドローンがサメの種類を特定するようなプログラムを開発しています。
オーストラリアの海域には多くの種類のサメが棲息しています。サメの種類が特定できるようになれば、どのような助けを必要とするかも判るようになるでしょう。
これから六ヶ月かけて、Westpac とニューサウスウェールズ州は Little Ripper ドローンを試験運用し、何も問題なければ、ドローンは国中の救助チームに送られる予定です。
そのLittle Ripperテストフェーズでは、サウスウェールズでの運用経験が他の緊急救助組織でも通用するかを確認することになっています。
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WestpacのHartzer氏によると「この試験運用では、10年、20年前には夢にも思わなかったことですが、重要な捜索救命ミッションにおいて、自然災害での出動も含めて、複数の緊急組織を連帯させ、より効率的に、より素早く、サービスを展開することを目指しています。」とのこと。
テストが終わり、このドローンが全国展開されたら、ニューサウスウェールズにはドローンのフライトアカデミーが解説され、ボランティアに救命クラフトの操縦方法を教えることになっています。
Little Ripper実験の経過はこの夏にもお知らせすることができるでしょう。
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