眼球のように焦点を調節できる次世代の遠近両用メガネ

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遠近両用メガネ(二重焦点レンズ)

年寄り、というか、歳を喰った人達、にとって、最初に老化を感じるのは老眼でしょう。歳を経るに連れて、目のレンズはだんだん薄くなり、柔軟性失っていきます。これによって近くに焦点を合わせることが難しくなるのです。そうなると、遠近両用メガネをかけるか、本や新聞を離して見るしかなくなるのです。

イスラエル新興企業、 Deep Optics社は、もっといい方法がある、と考えました。この会社は、装着している人が何処を見ていても、鮮明に見えるようにリアルタイムに焦点を調整する機能を持った、omnifocal レンズ に取り組んでいます。
訳注:遠近両用メガネって英語表現だと bifocal 、焦点二つ という表現になります。日本語でも専門用語的には二重焦点レンズというのだそうです。開発しているのは、原語的にはomnifocal、日本語で言うなら、万能焦点レンズ、あるいは、何処でも焦点レンズ、といった感じでしょう。ここは某国民的アニメに敬意を表して「何処でも焦点レンズ」で通しておきます。

何処でも焦点レンズ

これは興味深いコンセプトです。二重焦点レンズは、それはそれで見事に使えるのですが、スイートスポットと呼ばれるそこだけ特別くっきりと見えるところがありますそこから目が離れると目に映るものが少々ぼやけてきます。遠近両用メガネ付けている人に聞いてみてください。皆、これが最大の欠点だと言うでしょう。

でも、このテクノロジーを使えば、これは問題になりません。何処でも焦点レンズには液晶の溶液が詰められ動いています。着用者が見ているところの視野を上げるように、液晶に電気が流されて、レンズの倍率(屈折率)を変えるようになっています。ものが良く見えるように、メガネの端で見たり、頭を傾けて見たりする必要はないのです。

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何故 Deep Optic には、あなたが見ているところが判るのでしょうか?それは、メガネの周りに配置されたセンサーが瞳の動きを追尾していて、メガネのフレームに仕込まれたプロセッサに送られて、メガネの倍率(屈折率)が必要に応じて調整されるのです。これら全てがリアルタイムで処理されているのです。メガネを着けている人は何もする必要はありません。

  「メガネのユーザは何も制御する必要はありません。」と、Deep Optic のCEO で創業者の Yariv Haddad はMITテクノロジーレビューに言いました。「(メガネを着けている人は) 今までのメガネと同じようにメガネを通してものを見るだけでいいのです。」

これこそ、遠近両用メガネ着けている人がレンズメーカーに注目して欲しいところです。あ、駄洒落ではなく。

ああ、でも気持ちは判りますが、熱望はまだ抑えていてください。テクノロジーがリアリティーになるには長い道程が必要なのです。今のところ、これは全てプロトタイプで動いている状態でして、これを普通のメガネフレーム収まる大きさまで縮めるには多くの作業が控えているのです。瞳をトレースする精度も問題です。これこそが Omnifocal レンズを今迄のレンズから際立たせる大切な点なのです。

Haddad氏はこれを解決するには少なくとも二年の年月が必要になるでしょう、と言っています。さらにメガネには広範囲の徹底したユーザテストが必要です。ですから、実際に商品として出てくるのは 2010年代の終わり頃になりそうです。ですが、その頃にはきっと今迄には無いハイテクメガネが欲しくなっていることでしょう。

via DigitalTrends

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