Edge Desk
ある机が今月のキックスターターを賑わせています。
クラウドファンディングサイトで二週間前に立ち上げられたばかりですが、この机 Edge Desk 、当初の目標値$165000を突破して、エキサイトした支援者からの投資で$200000に達しています。
何がこんなにも注目を浴びたのでしょうか?この机は主に、学生?アーティスト、フリーランサーといった、机は使うけど置き場所に困っている人を対象としています。Edge Desk はポータブルで、折り畳み式で、机だけでなく椅子も組み込まれています。
Edge Desk社創業者の Marc Rosenberg氏、かつてタイガー・エレクトロニクス(Wikipedia)、またはおもちゃの巨人ハスブロ (Wikipeida) のファービー部門のマーケティングチーフだった人ですが、が率いる四人のチームは、10秒以下でセットアップ、あるいは格納できる人間工学に基いた机を作り出したと言っています。
この20ポンド(10㎏弱)の机は、アルミニウムのフレームとパッド付き調整可能な椅子からできています。椅子の方は数年前に話題になったニーリングチェア(Wikipedia)によく似ています。天版の角度も調整可能です。大きさはそれ程大きなものではありませんがラップトップなんかを置くのには充分な大きさになっています。
将来的にはオプションが
もちろん、表面が比較的小さいということは、 コーヒーを(コーヒーだけに限りませんが)ひっくり返す危険があるということでもあります。でもこの机なら大丈夫、天板には溝が付いていて、いろいろなアタッチメントを付けることができるようになっています。アタッチメントは、後日発売予定ですが、カップホルダー (要るよね) 、スピーカー、LEDライト、といったものが予定されています。
「良い机は綺麗に整理できるすっきりした机だということを充分承知しています。ですから、余分なものは邪魔にならないところ、でも充分手の届くところに置いておけるようにしました。」と開発チームはキックスターターページで説明しています。
背骨の痛みのためだけでも、アメリカで毎年、延べで何百万日分の就業日が失われていることを考慮してでしょうか、この机のデザイナーは、良い姿勢を維持するように、身体に優しい、しっかりとしたものを作ることに重点を置いたようです。立ったままでの仕事机はこのところ興味をを惹きつつあるようですが、誰もが欲しがるものではありませんし、何処にでもフィットする訳でもありません。ですが Edge Desk なら立ち仕事机を求める人にも良いソリューションになることでしょう。
Edge Desk は小さいですし、シートのデザインには好き嫌いが別れるところでしょう。しかし、これ、コンパクトで、人間工学的に作られていて、簡単に畳んで仕舞い込める、これだけでも支援者への訴求ポイントとしては充分なものがあります。この机は10月にも$499の値札が付いて発売される予定です。ですが執筆時点で、予約なら$299 で入手できます。
via DigitalTrends
通常価格だとちょっとお高め、予約価格だと中々お買い得、といった値段設定ですね。部屋の中に机が鎮座しているのは嫌、という人にはお勧めでしょう。