日光だけで勝手に洗濯されるナノテク繊維!

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匂いや汚れを分解するナノテク織物

お洗濯は好きですか?じゃあ、お日様にあてるだけで洗濯できてしまうっていうのはどうです?メルボルンのRMIT大学の研究チームは、日の光にあてるだけで自分自身をクリーニングする織物で、それを実現しようとしています。織物の繊維の中で直接成長させた特別なナノ構造体よって、この織物は集中した光をあてると、泥や埃、汗といった有機物を分解することができるのです。

ナノ構造体

この効果を得る為に、RMIT大学の研究チームは銅と銀でナノ構造体を作り上げました。これらの金属は可視光を良く吸収します。太陽光、あるいは強い光に曝されるとナノ構造体は光のエネルギー反応して「ホット・エレクトロン(高エネルギーの電子)」を作り出します。

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ホット・エレクトロンはその過剰なエネルギーをどこかで放出しなければなりません。この場合には生成されるとすぐにエネルギーを放出し、ナノ構造体はそのエネルギーで有機分子分解していきます。光をあてると六分足らずでナノ構造体は有機物を分解、結果として自分自身が洗濯された状態になるのです。

現在の開発状況

これ、いかにもこじつけ、理論上の話に聞こえるのですが、研究チームは既にこれらのナノ構造体を繊維の中で成長させる手法を開発していて、それを永続的に繊維上に押し込めることに成功しています。織物を特別な水溶液浸けるだけで、30分足らずでナノ構造体が成長することを確認したそうです。

研究チームは、もう少し改良されれば、ナノ構造体を工業レベルで作れるようになると言っています。「私達の次のステップは、ナノ構造体で強化された織物を、一般消費者が関係しそうな色々な有機物、例えばトマトソースやワインの染み、がどれだけスピードで分解されるかをテストしていくことです。」とRMITの研究チームのRajesh Ramanathan博士は言いました。

大抵の人は服のクリーニングを有機物の分子レベルまでブレークダウンして考えたりはしないでしょう。しかし、この織物が一般的になれば面倒な洗濯も効率良くなり簡単になっていくことでしょう。そして何より人々を太陽の光の下へ連れ出して行くことでしょう。

お日様の光にあてるだけで洗濯完了は楽でいいですね。でも、ちゃんと汚れと有機物と染織の有機物、区別付くんでしょうね。あ、部屋に篭もるニートはますます迫害されそうです。

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