サイバー犯罪のニュースが報道されることはないといっていいくらい被害が多くなっています。スカイウェア、マルウェア、フィッシング、ランサムウェア、オンライン上の脅威へどう対処すればよいでしょうか?それぞれが特徴をもっているので、その特徴をおさえた対処を行いましょう。
目次
サイバー犯罪にどう備えるか
1 2要素認証にする
パスワードは、スパイウェアによってぬすまれやすいです。2要素認証にすることでよりスパイウエアから保護できるようになります。2要素認証とはパスワードの上に別の保護を重ね合わせるもので、1つの要素(パスワード)と、別の要素(携帯電話番号宛てに送られる認証コード)とを組み合わせて使います。
2 ログインヒストリーのチェックする
スパイウェアやフィッシングは、オンラインサービスにログインするための情報がもれる可能性があります。情報がもれた場合、本人が不正ログインの事実に気づかず、そこから生じた損害や悪影響を、その人が責任を負わなければならなくなります。ログインヒストリーを確認しましょう。
3 承認されたデバイスリストをチェックする
誰かが不正にアカウントに入っている場合もあります。認証済み端末は、こうしたケースを確認するのに有効です。もし不正アクセスがあった場合には、パスワードを即変更しましょう。
4 アンチマルウェアソフトのインストールをする
マルウェアを防ぐには、マルウェア対策ソフトをインストールおくのは一番の対策です。残念なことにマルウエアには、スタンドアロン型(オフラインのウイルス対策ソフト)のウイルス対策ソフトはもはや効果がないとする調査結果もあります。できるならネットワーク型のウイルス対策ソフトを導入するべきでしょう。
5 セキュリティのアップデートを常に最新の状態にする
ソフトウェアの更新プログラムをインストールするよう勧めるポップアップメッセージが表示されても先延ばしにしてしまうことが多いと思います。サイバー犯罪者は、数秒で犯罪を行います。更新プログラムは常に新しい状態にしておきましょう。
6 パスワードをもらさない
パスワードを聞かれても決していってはいけません。きいてくること自体がおかしいことです。もし、しらない人からメールが来た場合は、ハッキングされているかもしれません。
7 メールにはられたリンクをクリックするのをやめる
不審なメールに添付されたリンクは絶対クリックしてはいけません。10年前にはやった方法ですが、最近また増えてきているそうです。リンクをクリックするよりURLをブラウザに入力しましょう。
8 バックアップをとっておく
新しい脅威に対してはバックアップが有効です。必ずファイルはバックアップをとることをこころがけましょう。
備えあれば憂いなしです。被害にあわないためにも、自分でやれるセキュリテイ対策は行いましょう。