減量手術は過度に肥満の人にとって健康上明らかに有益であると判明

減量手術は、脂肪を減らすだけでなく、糖尿病と心臓発作のリスクを減らすことをイギリスの研究が明らかにしました。約8000人を対象に4年間にわたって行われた肥満手術に関する大規模な調査です。

Weight loss surgery cuts risk of diabets and heart attacks

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減量のための手術とそのリスク

減量手術は、過度に肥満の人々にとって健康上明らかに有益なものです、とその著者はPLoS Medicineに語りました。彼らは、イギリスで140万人の人々はその恩恵を被ると言っています。

現在、年間約8000人の人々がNHS(イギリスの国民保健サービス)を使って手術を受けています。もし140万人の人々すべてが肥満手術を受けたら、4年間で約5000件の心臓発作と40000件のタイプ2糖尿病を回避することができるだろうと研究者たちは計算しています。

しかし、すべての手術にリスクが伴います、しかしだからこそ、もし減量の目的で健康的な食事と運動がすでに試みられ、それがうまくいかなかったときだけ手術が勧められるべきであると彼らは言います。

専門家は、減量手術は決して「即効性の解決法」としてとらえられるべきではないと言いました。肥満手術、減量手術とも呼ばれるその手術は、その人にとって危険を及ぼすほどの肥満(BMIが40以上、あるいはBMIが35以上でかつ肥満に関連した症状がある)がある人々にとって最後の頼みの綱として行われています。

NHSのガイドラインは、BMIが35以上か、あるいは最近タイプ2糖尿病を発症したすべての患者がその手術を検討されるべきと述べています。また、手術以外の他のすべての適切な療法により有益な減量を試したがうまくいかず、また手術に耐えられる状態であると判断された患者だけがその手術を受けるべきだと述べています。

減量手術には、一般的に2つの術式があります:

  1. スリーブ状胃切除術(袖の形のように胃を部分的に切除する手術)及び胃バイパス術は、胃の一部分を切除し、消化管を残った胃とつなぎ直す手術です。
  2. 胃バンディング手術は、バンドを胃にはめて締め付けることによって胃のサイズを小さくし、それにより患者がより少量の食事で満腹感を得られるようにするものです。

糖尿病にかからないために

研究において、研究者たちは減量手術を受けた3882人の患者とその手術を受けなかった同数の患者とを比較しました。彼らは、胃バイパス手術、スリーブ状胃切除術、そして胃バンディング手術を対象としました。

すべての手術が、20kgから48kgのめざましい持続的な減量をもたらしました。そして、体重のリバウンドはありませんでした。一方で、これらの手術は、タイプ2糖尿病、高血圧、狭心症そして心臓発作のリスクを有意に低下させました

すでに糖尿病を発症しこれらの手術を受けた患者においては、彼らの健康状態は持続的に改善し、そのうち多くの患者(60%)が今まで飲んでいた薬が不要になりました。

主任研究者であるLondon School of Hygiene and Tropical Medicineのイアン・ダグラス博士によると、

「その結果は、大変有望なものである、我々は、運動や食事療法のような他の方法によって人々が減量するのを支援したいのだが、それは本当に難しい。ダイエットがいつもすべての人々に効くとは限らないのです。」

「私たちは、減量手術がすべての人々にとって正しいとは言わない、しかしそれは本当に効果的な治療法なのです」

とのことです。

再度いいますがDiabetes UKのランキン博士は、減量手術は、タイプ2糖尿病や肥満に対してその場限りの治療だとみられるべきでないと警告しました。「それは、継続的なサポートと長期にわたる明らかなプランを持って初めて患者に提案されるべき治療法なのです。」

source:

Weight loss surgery cuts risk of diabets and heart attacks

2015年12月29日参照

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