画期的?!PCの廃熱で部屋を暖めるヒーターが登場

PCから出る廃熱。この垂れ流されているエネルギーを再利用する方法が、フランスのベンチャー企業から発表されました。廃熱を利用して部屋を暖めるヒーターで、クラウド経由で発電した分の電気代はキャッシュバックされる機能付きです。

The Q.rad warms your home with microprocessor waste heat

http://www.engadget.com/2016/01/04/the-q-rad-warms-your-home-with-microprocessor-waste-heat/

quarnot+copy

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廃熱をエネルギー源にするヒーター

マイクロプロセッサは演算処理において、普段膨大な熱量を排出しており、一度に複数の処理をさせると特に高熱になります。Google、Facebook、eBayなどの大手技術会社はこの熱を再利用してきましたが、フランスのスタートアップ「Quarnot社」は、家庭でもプロセッサの廃熱を利用できるようにしました。同社は月曜日、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES) 2016の場で「Q.radホームヒーター」を発表しました。Q.radはマイクロプロセッサの廃熱を利用して、部屋を暖める事ができます

自分でPCを使わない時でも暖房できる かかった電気代はキャッシュバック

複雑な演算処理が必要な作業、たとえばビットコインのマイニングや、3Dイメージのレンダリングなどをしているとしましょう。このときにQ.radを通してプログラムを走らせると、その副産物である熱を使って部屋の中が暖められます。これだけ聞くと、PCで作業している時だけしか暖められないのかと思われるでしょうが、Q.radにはそれ以外の機能も付いています。Q.radはクラウドにつながっており、Quarnot社と提携している会社に、自分のプロセッサの処理能力を提供する事ができます。そうして発生した熱を使うことも出来ますので、特にするべき作業がない時でも十分にヒーターとして機能します。そしてこの時にかかった電気代はきちんと計算され、ひと月ごとにユーザーに還元される仕組みになっていますので、実質的に電気代がかからなくなるのです。そしてファンも搭載していませんので、騒音問題もありません。

個人宅用は2017年にも登場

疑問点としては、本当にPCの廃熱から部屋を暖められるだけのエネルギーが回収できるのか、という点です。Quarnot社によれば、45~90平方メートル(25~50畳)の部屋を暖める事が出来るそうですが、実際に使ってみないことには何とも言えません。まずはスマートビルを対象に提供を進め、個人宅用には2017年にも参入したいとの考えです。

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