SamsungがAppleとの特許訴訟を米最高裁に上告

Samsungは先日、米国の最高裁判所に219ページにもわたる不服申し立てを提出しました。

Samsung officially takes the Apple Patent case to the Supreme Court

http://www.androidauthority.com/samsung-officially-takes-the-apple-patent-case-to-the-supreme-court-661968/

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特許侵害訴訟への不服申し立て

これはAppleへの特許侵害訴訟判決の法的妥当性に対する申し立てです。Samsungはすでに決済金額を支払っていますが、決定に対していまだ論争が続いています。当初Samsungに請求された賠償金は10億ドルでしたが、今月初めの裁判で約5億5,000万ドルにまで減らすことに成功しました。しかしSamsungは今回の判決を、イノベーションと競争を阻害し、くだらない特許訴訟を量産するだけの判例を作ってしまったと非難しています。

陪審員への情報提供に不備と主張

陪審員のうち2人は、スワイプ機能やタップによる拡大機能などのAppleの特許を、Samsungが侵害したという証拠を提示されました。これに対してSamsung側は、陪審員には両社の技術の微妙な違いに関する十分な情報が与えられておらず、裁判官も一般的な見た目の類似性だけで判断するように誘導したと主張しています。そして下記のような声明を発表しました。

「我々Samsung社は、この件を最高裁判所へ上告いたします。今回の法の解釈のされ方が、時代に合わないと判断したからであります。もしも今回の判決が判例として正当性を持てば、これはイノベーションを損ない、競争を抑圧し、意匠特許に関するくだらない訴訟を濫造し、また経済および消費者に対して悪影響を及ぼすものであります」

意匠特許への賠償額にも欠点ありと主張

Samsungは裁判の結審のあり方に加え、意匠特許への賠償額の計算法にも欠点があると主張しています。説明のために、現行の意匠特許ルールを適用した架空のケースを提示しました。そのケースでは、侵害したとされた会社の支払った賠償額の方が、侵害した側/された側双方の利益の何倍にもなると試算されていました。

120年ぶりの最高裁での意匠訴訟

SamsungとAppleは、アメリカ国外でのこの事案関連の裁判を終わらせることに合意していますので、上告先の最高裁での決定が世界規模での影響を持つことになります。もし最高裁がこの上告を取り上げれば、120年ぶりに最高裁で意匠訴訟が審議されることになります。

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