サムスンが5年以内にスマートフォン業界から撤退する可能性が浮上

Samsung はスマートフォン業界最大手の一角ですが、ここ数回の四半期の売り上げはあまり振るいませんでした。

Samsung could be out of the smartphone market within 5 years

http://bgr.com/2015/11/03/samsung-android-iphone-inventor-dilemma/

galaxy-note-5-iphone-6s-plus

Samsung の商売敵と言えば、まず Apple の名が挙がるでしょう。しかし実はその他にも強大な敵がいるのです。それはより安価でスペックも同等の Android 端末を販売する後発メーカー群です。Creative Strategies 社所属の研究者 Ben Bajarin の予想では、Samsung は5年以内にスマートフォン事業から撤退する可能性すらあります。

スポンサーリンク

スマートフォン業界の流れと「イノベーションのジレンマ」

Ben Bajarin 氏によると、現在のスマートフォン業界では二つの流れがあるとのことです。

片方は Apple。多くの地域でシェアを伸ばし、商品の平均価格を引き上げ、ますます多くの Android ユーザーからの転向者を獲得しています。

片や Samsung。こちらは、いわゆる「イノベーションのジレンマ」に陥っています。優れた技術を持つ大手企業が、自社の製品の改良にのみ目を奪われて顧客の新しいニーズの開発に出遅れ、単純なスペックではなく新しい特徴を持った製品を生み出す新興企業に後れを取るようになる現象の事です。

世界の新興 Android メーカー

世界の新興企業は Android 端末を $200~$400 で販売しています。一方、Samsung はいくらハイスペックとは言え、$600 の端末を中心に勝負しなければいけないのです。Samsung の2015年第3・四半期のスマートフォン出荷台数は約 8,400 万台にも上りますが、このうち 38% が $200 以下のものです。この数字は前年度に比べ、8% 増加しています。

「現状では Apple にはこのジレンマが起きていません。なぜ Samsung にのみ、というか Android にしか起きていないのかというと、全ての OEM が同じ OS を使っているからです。個人的には、商売敵と同じ OS を使っている限り、その製品は商売敵の製品のローエンドの価値しかないと考えていいと思いますよ。」Ben Bajarin 氏はこのように説明してくれました。

今後

Tizen に活路を見出すという道もあるかもしれませんが、今の所この OS はマイナーな地位を抜け出せずにいます。

「はっきり言います。Samsung は5年以内にスマートフォン事業から撤退します。そしてこれは Samsung だけの問題ではないのです。他の Android メーカーにしても、主力商品を $400 以上で販売するのが難しくなるのです。」

スポンサーリンク