RePhone、自分で作るモジュールフォン

本日、SeeedStudio社がキックスタータープロジェクトを開始しました。その名は「RePhone」。

A First Look at the RePhone, a Modular Cellphone You Build Yourself

http://makezine.com/2015/09/22/seeed-studio-rephone-modular-cell-phone/

RePhone-Kit-8

RePhoneはGoogleのProject Araを彷彿とさせるオープンソースコンポーネントのモジュールフォンです。もっとも、Project Araはさんざん派手に広告された割には「ハードウェアエコシステム」の構築が遅れているようですが。

コアにはRePhone Core GSM + BLEモバイル、あるいはRePhone Core 3Gモジュールが使われます。高速データ通信を可能としますが、BLEサポートは受けられません。ですがこれら2つのコアモジュールの他に、アドオンモジュールが8つあります。— 1.54インチタッチパネル、5×7 LEDボード、NFCボード、GPSボード、オーディオボード、ベーシックセンサーボード、、GSMブレークアウトボード、そしてArduino対応マイクロコントローラーです。

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モジュールは様々な方法で接続できます。たとえば、FPCリボンケーブル、はんだメッキ線、伝導糸、あるいは実験用の回路版でもOKです。

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ですがRePhoneはただのハードウェアではありません。Seeed社はArduinoのためのライブラリサポートだけでなく、Lua、Javascript、C/C++デヴェロパー向けにはフルSDKベースのEclipse、IFTTTサポートも実装しました。

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Seeed社はただ回路基板を用意するだけではありません。さらに一歩先を行き、RePhone Create Kitを用意いたしました。これを使えばRePhoneモジュールのケースをペーパークラフトで作る事が出来、形とスタイルも様々なものが選べます。

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面白いのは、RePhoneのモジュールは単にArduino対応なだけでなく、Pebble Timeにも対応している事です。今年の始め、Maker Faire Bay Areaで私たちはSeeed社のプロトタイプPebbleスマートストラップを見ました。そしてその時、これでより一層ウェアラブルが普及するだろうと思いました。

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それゆえに興味深い。SeeedがPebbleのサポートにストラップキット込みで臨むなどしているのです。

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RePhoneはGoogleのProject Ara以上のモジュール化、小ささ、そしてオープンソースを備えており、ウェアラブル市場やIoT製品市場に登場するまでの時間が大幅に短くなる可能性があります。

Seeed側もこれには気付いていたようで、メーカー向けRePhoneキットとしてRePhone Hardware Development Kitを用意しました。Open Parts Libraryにある回路デザインを使うことで、メーカーは試作品を製品にするのが容易になります。本格的に始動すれば、新しいRePhone基盤をコアに据えたキックスターター計画が大量に現れる事でしょう。

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iPhone登場までは、携帯電話はその大きさや形、フォームファクターが多岐に渡っていてどれを選ぶべきか迷いました。iPhoneが出てからは、どれもこれも似たような、量産型黒い長方形になってしまいました。Project Araを見るに、Googleはこれを変えようとしたのでしょう。これはウェアラブルやIoT製品だけの話ではありません。SeeedのRePhoneはGoogleを倒す事が出来るのか。そして携帯電話業界に多様性を取り戻す事が出来るのか。とても興味を惹かれる話です。

RePhoneは来年2月に早期予約者の手元に届く予定ですが、RePhoneキックスタータープロジェクトは本日始動しました。

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